この7月。異例尽くしの出来事が起きて、なかなかハードで濃い1か月でした。
特に天候。今までとは違う異常な気象状況が続いていて、自律神経が参ってしまい、体調を崩された人も多いんじゃないかな?と思います。
この異常な状態の中で、その最たるのが、今回の台風12号です。
今までの日本の台風の常識を覆す、東から西へと進行する台風で(汗)、そのあり得ない進路に、ただもうビックリでした。
お蔭様で、こちらは今回の台風での被害は全くありませんでしたが、進路になった他県では大きな被害がありました。予想外のことで対策もとりにくく大変だったと思います。アメダスの雨雲の動きを見てても、右から左へ雲が流れるなんて、生まれて初めて見ました。もうビックリです。
その他、西日本豪雨の時も、今までの常識ではあり得い、尋常ならぬ雨の降り方でしたし、その後の猛暑も、命の危険を警告される異常な高温でした。
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ところで、私が愛用している『石井ゆかりさんの星ダイアリー』の占星術によると、実は7月について、
この7月は予定外のことが多く、混乱を感じる人も少なくないかもしれません。
…と、ちゃんと記されてあったんですよね…(汗)。
確かに、石井ゆかりさんの占星術の通り、この7月は「妙な不器用さ」「混乱」を感じることが多々ありました。
実際に、次々と予定外のことが多く起きて、従来通りの価値観や固定概念が全く通用しない未知の世界にポーンと放り込まれたような…そんな不思議な感覚がありました。
とにかく、次々と起きてくる「予定外の出来事」に対して、いちいち引っかかることなく、柔軟に受け止めて、臨機応変に対応し、素早く行動に移していくことが求められた…。そんな1か月だったなぁ~と思います。
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そんななかで、いざ、動こうとしたとき、自分の行動の邪魔をする「親や社会から刷り込まれた価値観」「今の時代にマッチしない古い固定観念」が、自分の頭のなかでドンと居座って占拠しているのを感じませんでしたか?
ハートや直感では「あれをしなきゃ!」と察知してるのに、頭の中にガッチリ鎮座している『常識』や『固定観念』が邪魔をして、ついつい余計なことを考えすぎてしまい、結局、答えが出せなくなって行き詰ったり、精神的に煮詰まったり…等。
たとえば、直感通りに自由に動くことに対して、自分の直感が素直に信じられず、ついつい常識や固定観念に当てはめて判断したり…等々。
また、自分の直感に従って身軽に動きたいのに、それがとても身勝手なことのように感じられて、「(家族に)許してもらえないかもしれない」と変な罪悪感が出てきたり、「(周囲から)反対されるのではないか…」と不安を感じたり、あるいは、思い切って行動した後に「(周りの人たちから)非難されたり、誹謗中傷を受けるのではないか…」と悪いことを妄想して恐怖を感じたり…等。
何かにチャレンジしようとすると、ついついネガティブな気持ちに陥り、なかなか思い切った行動がとれず、躊躇して立ち止まったことがあるんじゃないかな?…と思います。
ガッチリ「価値観」を刷り込また人ほど、また、心優しくて従順な「良い子」の人ほど、「世間の常識の枠からはみ出ることをしてはいけない…」と、自分を厳しく戒め、律します。
こういう人は、周りに必ず「自分のことを厳しく監視する人」が存在していて、周りから注意されないように、叱られないように、嫌われないように…と、オドオドしながら生きています。
波風立てて、周りに余計な心配をかけたり、怒りを買うことは「人としてダメなこと」だと刷り込まれて信じているから、自ら「動けない」し「できない」のです。
この状態がが慢性的に続くと、「動かない」「できない」が当たり前になっていき、やがて「動きたくない」「やりたくない」へと変化していきます。
でも、魂は「やりたいこと」「できること」に挑戦したくてウズウズしているので、慢性的に「できない」「動けない」状態でいると、どんどんフラストレーションが溜まり、怒りや不満のエネルギーが腹の中に溜まっていきます。
これが溜りに溜まると、病気になったり、心が歪んで卑屈な人になっていくのです。
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今までは、そういう人がとても多くて、みんなが不満や怒りを抱えながら、我慢と辛抱を重ねて生きてきました。
でも、これからは、もうそのパターンは手放さなくてはいけません。
価値観を刷り込まれてきた人は、その価値観通りに生きれば生きるほど、どんどん自分自身が苦しくなって生きづらくなっていくことを自覚しなくてはいけません。
いざ、自分が動こうとしたとき、「でもなぁ…」「そうは言っても…」と自分の行動にブレーキをかけてくる、刷り込まれた「価値観」「観念」。また、刷り込まれた価値観を助長させる「ネガティブな妄想」「思い込み」「決めつけ」「こだわり」…云々。
これらは漬物石みたいなもので、ゴロゴロと自分の心の中に溜まっていき、重苦しくて澱んだエネルギーを放っています。
重くて動きがないから、どんどん重くなっていくし、重くなればなるほど、動くことが億劫になって動かなくなるし…で、これらは負のスパイラルに繋がります。
ですので、いつまでも「でも、でも、だって」とできない言い訳を並べ立てるより、実際に行動に出てみて、本当に不可能なのか?できないのか?やれないのか?を確かめてみることです。
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ちなみに…
刷り込まれた価値観や固定観念は、昔の昭和時代、もしくはそれ以前の時代には、波乱の世の中を生き抜くために必要な「自分を守る武器」だったと思うのです。
昔は、これらは必要なものでした。
だから、先祖代々、親から子へ、子から孫へと刷り込みが継承されていったと思うのです。これらも、ある意味、子孫を思う「愛のかたち」だったと思います。
昔の人々は、これらの「武器」を使って、自分を守り、社会と格闘して生き抜いてきたのですが、これからの水瓶座の時代には、もう武器は不要。周りに歩調を合わせるのではなく、個々の個性を自由に発揮することで、社会に貢献し、心豊かに生きていく…。そんな生き方に移行しつつあります。
みんな横並びで、同じ歩調で生きないといけない…というのも、昔の古い価値観です。
決められたレールの上を上手に渡り歩くことが「成功」というのも、昔の古い価値観です。
もう、これからは、100人いれば100通りの人生があり、それぞれに個々に応じた「幸せのかたち」があり、それぞれの「幸せのかたち」を生きることが「本来の人生」になっていきます。
そんな、個々に違う「幸せのかたち」をジャッジして非難するのは、昔の古いスタイルであり、時代遅れのやり方です。これからは、自分の感覚に沿わなくても「そういう人生もあるのだな」と受容していく流れになると思います。
自分が刷り込まれた通りに、自分も生きなきゃいけない…というのも古臭く、また、自分が正しいと信じた通りに、周りの人たちも生きていかなくてはいけないと決めつけることも古臭いです。これからは「自分は自分。他は他」と線引きして客観的に生きていくことが大切になっていくと思います。
昔の「全体主義の時代」なら、みんな同じ歩調で、皆が同じレールの上を、誰一人踏み外すことなく真っ直ぐに、皆が同じペースで歩いていくもの…という共通の価値観が必要だったし、そういう価値観に自分を適応させて生きないとかえって苦しくて辛かったですが、今はもう「皆と同じでなくては」と急いて周りに合わせる必要はなく、自分の個性を押し殺す時代でも無くなりつつあります。
もう、「刷り込まれた価値観」にガッチリ縛られて生きていく時代は終わったのです。
なので、勇気を出して『刷り込まれた古い価値観』(=自分を守るための武器)を手放してください。
それのせいで、自分が苦しくて生きづらさを感じるのなら、それは「もう自分には不要なもの」ということです。あなたが手放せば、あなたの周りの人たちも、あなたを見習って自然と手放していきます。
今まで自分を守ってくれると信じてきた「鎧」を脱ぎ、敵と戦うために必要だと肌身離さず抱え続けてきた「剣」を置いて、心の体も自由になってください。
リラックスして、「素の自分」で生きていくようにしてください。
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これからは、無理して自分を守らなくても、もうすでにちゃんと守られています。
闘わなくても、鎧をまとわなくても、安心して楽に生きていけます。
ですので、自分の心のままに、素直な気持ちで「ありのままの自分」を発揮してほしいなぁ~と思います。
ちなみに、これからの新しい時代、「新しい武器」となるのは、「素直さ」と「正直さ」です。
刷り込まれた価値観や世間体、エゴやプライドなど、不要なものをどんどん手放して、丸腰になり、自分に正直になればなるほど、どんどん道が開かれて、生きやすくなっていくと思います。
素直で正直であることが、これからの時代を、有意義に力強く生きていくことに繋がります。
ここでいう「素直で正直になる」こととは、どこでも、誰に対しても、どのような場面であっても、「その時の自分の本当の気持ち」にそって正直に行動していく…ということです。
分かりやすく説明すると、自分にとって一番苦手な人の前でも、怖がらずに「素直さと正直さを発揮する」…ということです。
こんなことをやったら嫌われるのではないか…。
こんなことを言ったら怒りを買うのではないか…。
…という言い知れぬ不安や恐怖を乗り越えて、「これが今の自分の本当の気持ち」だと感じるのなら、それを正直にやっていくということです。
失敗を恐れないでください。失敗もただの経験です。失敗体験は、そのまま「人生の糧」にすればいいのです。
その時、素直な自分を正直に出せないとき、何故できないのか?をよーく見つめてください。出来ないところに「心の癖」があります。その心の癖に気づき、見つけてください。
そして、勇気をもって行動に出ることで、成功体験を積み、根気に一つ一つ雑草を抜き取るように「苦手意識」を手放していく…。
これが、心の断捨離です。
この7月は、今までの慣れ親しんだパターンではない、常識はずれの出来事が次々と起きて、本当に大変な一か月でした。
しかも、今までなら、自分にとって都合の悪いことは、全部「他人のせい」&「他人事」にしてきた人たちも(汗)、今月に限っては、人のせいにできなくて(特に天候に関しては人のせいにできず、自己責任が求められますw)、また、他人事でスルーするわけにもいかず、嫌でも常に「自分の本心」が晒し出され突きつけられたと思います。
だから、余計に大変だったんですよね…汗。
◇◇◇
でも、この7月の様々な出来事を通して、自分の中にある「不要なもの」「もう手放してもいいもの」が見つかったと思うので、それらをしっかり吟味して、手放す覚悟を持ち、感謝して断捨離して、新しい目標を立ててほしいな…と思います。
もう、古臭い価値観や思考にしがみついていても、幸せにはなりません。
これからは未知の世界に突入するのです。
古い価値観や世間体を抱えたままだと、どんどん沈んで前へは進めなくなると思います。
明日で7月も終わります。
この重苦しさの素(もと)は何なのか?
それを自分の心の中から見つけ出し、紙に書き出して心の中を整理して、自分の内面を客観的に分析してわかってきたら、その重苦しさの素を「もういらない」でポイと捨ててください。
「もう要らない。さよなら。」とポイと宇宙に捨てて、それがシュッと宇宙のかなたに吸い込まれて消えていくのを、心の中でイメージしてください。
そんな感じで、心の中の断捨離を今のこのタイミングでやってほしいな…と思います。
この断捨離によって、次の8月以降、スッキリと生きやすくなり、心も軽くプラスに働いていくだろうと思います。