森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

愛をはかる~自分らしく生きられない人たちへ~


自分の人生を生きていないと、どんどん性格が卑屈になって歪んでいきますよ。

いじけたり

ひねくれたり

気に病んだり

意固地になったり

妬んだり

恨んだり

怒ったり

憎んだり

蔑んだり

・・・などなど。

表向きは明るくて純真で「いい人」に見える人でも、腹の中は「不満と怒りでいっぱい」ということもあります。

腹の中の「怒り」や「不満」を押し隠したまま、一生けんめいに「いい人」であり続けようと頑張ってしまう…。根が真面目で素直な人ほど、周りの期待に応えようと、自分の気持ちを抑え込んで、周りの意向に合わせて、ついつい一生懸命に頑張りすぎてしまうのだと思います。

 

全ては、「優しさ」なんですよ~。

優しさから、自分を粗末に扱っても、周りを大事にしなくては…と、自分に無理を強いてしまうのだと思います。

でも、本当は「優しさ」を向けなくてはいけないのは、周りの人々ではなくて「自分」です。

まずは、自分自身。

自分を大切にしてください。

まず真っ先に、自分自身に「優しさ」をかけてあげてください。

 

◇◇◇

 

傲慢な人たちも、ワガママな人たちも、暴君みたいな人たちも、心の根っこには「愛されていない淋しさ」「受容されなかった悲しみ」を抱えています。

だから、自分が愛されているのかを試すように、周りに負担や圧力を強いるのです。

どこまで我慢してくれるかで、自分への愛を推し量っているのです。

こんなに酷い自分でも、自分を見捨てずに一緒に居てくれるのか?自分のありのままを受け入れてくれるのか?と、自分への「愛」を試しているのです。

それを、自分にとって「最も大切な存在」だと感じている人にやってしまう・・・。

これは一種の「甘え」です。「共依存」と呼ばれることもあります。

 心の中の「淋しさ」や「不安」がつのると、そのたびに暴君な自分をむき出しにして、一体どこまで自分のことを受け止めて受容してくれるのか?…と、相手の反応を見ながら、大事にされてこなかった怒りや淋しさを爆発させているのです。

本来ならば、そんな風に「他人に苦痛を与えること」も、「我慢を強いられることに耐えられたかどうか?」なんてことも、そんなものは「愛の証」でも何でも無い…。俯瞰して客観的に見れば、それは「愛」ではなくて「エゴ」であり、「虐待」。時に犯罪行為として罰せられることです…。

 そんな悲しい行為が日常的に繰り返される状態が、日々の暮らしの中で、生活の延長線上で普通に行われている家庭や人間関係があります。ある意味、異常な世界です。

 自分への愛をはかるために、他人に理不尽なことを突きつけて、他人を屈服させて我慢を強いているのだとしたら、それは「他人への虐待」。また、他人からの理不尽な言動に反対することなく、黙って従順に従い、そんな不平等な状態にいつまでも自分を置いて、自分に我慢を強いているのは「自分への虐待」。

やられている側が、「もういやだ」とちゃんと意思表明をするまで、この関係は延々と続きます。ある意味、需要と供給がマッチングしたから、こういう関係が続くのです。

 

◇◇◇ 

 

本当の愛を知っている人は、こんな理不尽な状態にいつまでも身を置くことができません。

でも、長いこと自分の気持ちに蓋をして、自分に我慢をさせて、自分らしく生きていくことを諦めてしまうと、そこから少しずつ性格が歪んでいき、そういう歪(いびつ)な「愛のはかり方」をしてしまう関係に身を置いてしまうのです。されている側も、無意識のうちに、他人の愛をはかるようなことをしています。

愛をはかって、自分が期待した反応がもらえなかったとショックを受け、傷つき、「やっぱり自分は愛されないんだ」と落ち込み、自分を被害者に仕立てていくのです。

こうやって、また誰かを責めて、責めた相手の反応を見て、またそこから「愛をはかる」ことをしていくのです…。

◇◇◇ 

しかし、もう、こうした粘着質で重苦しいやり方はもう機能しない時代です。

世の中のエネルギーは大きく変化しています。

 いつまでも、こうした昭和チックな古い人間関係のやり方をしていると、かえって時代に取り残され、どんどん暗闇に落ちていくだけだと思います。

もう手放す時です。

こんな面倒くさいループから早く足を洗って、泥沼から「卒業」する時だと思います。

 

 ◇◇

「愛をはかる」ことは、もう意味がないことだと自覚しましょう。

相手がどんなことを言おうと、何をしようと、全然、メンタルに影響を受けない…。そんな強い自分になることです。

それには、「自分の人生を自分らしく生きること」です。

 人の意向に沿う生き方ではなくて、自分の意志に従って、自分の生き方をする…ということです。自分の人生に責任を持ってくださいね。

 しがらみを越えて、自分のやりたいことにチャレンジするのは大変だけど、でも、逆に我慢しすぎて自分を抑え込んで、周りの期待に添う生き方をしていたら、欲求不満が溜まってどんどん病んでいくか、いつか違う形で爆発してしまうと思います。

 

そうなる前に、自分の気持ちをしっかり受け止めて、自分のしたいことを自分にやらせてあげてください。

自分の意向を尊重してくださいね。それが「自分に責任を持つ」ことに繋がります。

そうして心を強くして生きていれば、もう他人にいろんなことを仕掛けて「愛をはかる」ことは必要なくなるでしょう。自然とやらなくなるはずです。自分の人生に集中して、自分らしい生き方を実践することに自分のエネルギーと時間を注いでください。

「愛をはかる」ことを止めれば、もっと自分らしく楽に生きられるようになると思います。

 ◇◇◇

「愛をはかる」ことに何の意味も価値もないことに、早く気付いてください。

「愛をはかる」ことすればするほど、自分の心が病むだけでなく、あなたの大切な人をも苦しめてしまうことを自覚してください。

 「もう手放そう」と固く決意すれば、その瞬間から目に見えない世界のサポートを受け、闇から抜け出す道へと導かれます。

 だから、早く決意してください。自覚を決めて、その世界から足を洗って、本当の幸せを手に入れる覚悟を決めてくださいね。

今はそういう時です。

早く決めてくださいね。