森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

複雑な心を整理する~オススメの本~

 


 久々の更新です!(…一週間ぶり?)

 実は先週、いろいろあって体調不調に陥り、大人しく寝て過ごしていました。

 詳しくはこちらを読んでみてね↓

brightness66.jimdo.com

 そんな体調不良の最中にも関わらず、ネットで興味深い本を見つけました。

 

 となりの希死念慮さん: 死にたい気持ちと付き合う

となりの希死念慮さん: 死にたい気持ちと付き合う

 

これ、Kindleストアで買いました。

この題名になった「希死念慮」(きしねんりょ)とは、「自殺願望」と同義の言葉なのですが、例えば病気や人間関係など解決しがたい問題から逃げるために死を選択しようとすることを「自殺願望」というのに対して、この「希死念慮」とは具体的な理由はないけど漠然と死を願う状態のことを指す…そうです。

そんな希死念慮につかまってしまった心の状態を、筆者のひろのはこさんが、自らの体験を用いて漫画で表現したのがこの本です。

 

 そして、もう一冊。

完治の幻想を捨てきれない病

 

これも、同じく、ひろのはこさんの著書。

筆者のひろのはこさんは双極性障害があり、発症したのは高校生の頃なんだそうですが、物心ついたときから、絶えず希死念慮を感じながら生きてきたそうです。そんなご自身の躁鬱病のこれまでの歩みと状態ついて、漫画でとても分かりやすく表現されています。

病気と死への願望…と聞くと、怖い感じがするかもしれませんが、「希死念慮」をユーモア感じるイラストでキャラクター化してあるため、全然怖くはありません。むしろ親しみさえ感じるくらい…(笑)。

これらの本を読んでいると、その内容を通して、自分自身の思考や念想を客観視しすることができ、自分自身の心の中をも見つめ直すことができます。

 

◇◇◇ 

 

ふとしたきっかけで、この本のことを知り、お試しで立ち読みしてみたら、なかなか興味深い内容だったので、ちょっと買ってみました。(電子書籍なるものをKindieで買う…という体験、今更ながら初めてやってみました。なかなかエキサイティングな体験でした…笑)

これらの本を病床でじっくり読み、とても勉強になりました。

私も本音を言うと、実は、時々「希死念慮」がムクムクと出てくるときがあります。

今思えば、私も、小学生のころから「希死念慮」があったなぁ…と思います。

私は、自分で言うのもなんだけど、とても複雑な人間なんですよ(汗)。

内面がとても複雑なのです。あまりの複雑さに、幼い頃から「自分」というものがよく理解できなくて、若い頃は特にいろいろと苦労しました。

今振り返ると、私だけでなく、私の親も、また嫁ぎ先の義親も、個々に複雑さを抱えていたよなぁ~と思います。

単純そうに見せている人でも、実は複雑すぎて大変そうな人、たくさんいました。

そういう人たちって、きっと自分の複雑さを自覚できていなかったんだろうな~と思います。自分の複雑さと真摯に向き合うことをしないまま、自分の複雑さを周囲に撒き散らしながら(迷惑をかけながら)、普通に生活している人が周りに多くいて(汗)、その人たちの複雑さに巻き込まれ、つき合わされ、振り回されていた…。そんな感じだったなぁ…と今しみじみ感じます。

だから余計に大変だったんだなあ…と。 

 ・・・とまぁ、こんな感じで、私は子供時代からずっと「心の複雑さ」に振り回されてきました。振り回されながら、必死に自分を整え続けてきて、今、ようやく、自分の複雑さのトリセツが分かってきた…という感じかな?(笑)

50年近くかかりましたよ。自分を整理するのに…。

そして、他人の複雑さを客観視できるようになるまでに…。

 

◇◇◇

 

ということで…。

これらの本ですが、自分の「心の複雑さ」にすごく手を焼いている…という人に、強くお勧めします。

 私はこれらを読んで、「あっそうか~!」と目から鱗が落ちました。

心の複雑さの謎が一つ解けて、心がスッキリしました。

私の場合は、鬱とか双極性障害までには至っていないけど、やはり、自分の内面の複雑さのせいで「生きにくさ」を感じていたので、この本によって、過去の苦労体験がさっくりと整理できて、心が軽くなりました。

私と同様に、複雑な自分と格闘しながら生きてきた皆さんへ…。

これを「自分を整理するための手掛かり・ヒント」にすると良いよ~と思いました。

おススメです。