森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

更年期女性の健康管理について~検査のススメ~

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柑橘系の果物が美味しい。こちらはデコポン。

実は、先週、人間ドックの再検査のため、地元の大きな病院に行ってきました。

 

 今まで(主婦になって以降の約15年間)、自治体の簡易的な定期検診しか受けていなかったのですが、ちょうど今は50歳の節目だし・・・ということで、久しぶりに人間ドックを申し込んでみたのです。

すると、もうビックリ!の結果で、悪玉コレステロール値が高いのと脂肪肝が見つかってしまい、「要・精密検査」というお達しを受けてしまいました。そのため、先週、精密検査を受けるために病院に行ってきた・・・と言うわけです。

このときの様子について、詳しくはこちら↓もご覧くださいませ。

初めて乳腺エコー検査を体験する|Emiko|note

 結果は「大丈夫☆心配ありません!」だったのですが、今回のこの体験を通して、健康についていろいろ考えさせられました。そこで、今回のこの体験から深く考えたこと&感じたことを書き綴ってみようと思います。 

脂質代謝のトラブルと脂肪肝に至るまで

今思うと、「人間ドック」を受ける前は、何となく体調がスッキリしなくて辛かったので、振り返れば、脂質代謝の問題や脂肪肝が原因だったのかもしれない・・・と思います。当時の体調の悪さを挙げてみると・・・

  1. むくみは無いけど足(ふくらはぎから下)にエネルギーが溜まっている感じがして重だるい
  2. 甘いものを食べ過ぎると背中の真ん中辺りに違和感を感じる
  3. 腹式呼吸がしにくくなった(←脂肪肝が原因かも?)
  4. 冷え性は治って指先までぽかぽかだけど、手足が熱っぽくてジンジンする
  5. 夜眠れない(寝付けない)
  6. 時々首に湿疹できて痒い

・・・等。こんな感じでした。でも、これって「更年期障害だから仕方が無いんだ・・・」と勝手にそう思い込んでいました。

ちなみに、あの頃の私は、仕事が激務の夫に合わせて生活していて、

  • 夫に合わせて夕食が遅い(←気がつくと夜9時になることもあり)
  • 夫に合わせた食生活(←夫につられてスナック菓子&甘いもの、ご飯は毎度おかわり)
  • 夫に合わせて就寝時間が遅い(←日付が変わった後に就寝)
  • 夫に合わせたスケジュール

・・・で過ごしていました。更にこれらにプラスして、

  • 昼食はあるもので適当に済ませる。抜くときもある。(←義母に食べ物を分けていると私の食べる分が無いときがあり、面倒だったので抜いていた)
  • 間食をよくする。(←ストレスも多少あったかもしれない・・・汗)
  • 魚嫌いで肉食系の義母(←卒寿・汗)の好みに合わせて、コッテリ肉系のおかずを用意することが多かった。(=私もついつい食べていた)
  • 散歩は週に1~3回。天候が悪いときは家に籠もることが多い。(=運動不足)

という状態でした。

もともとは、豆腐&大豆が好きな「あっさり系」の私でしたが、嫁ぎ先の食生活に合わせていたら、自分の好み&食べる量がよく分からなくなっていき、そこに「飲酒」も加わって、糖質を過剰に摂り過ぎていたようです(汗)。

そんな感じで40代の大半を過ごしてきたのですが、だんだんと体調がスッキリしなくなり、自分でも体内がドロドロしているのを自覚していた矢先の今回の「人間ドック」・・・。とほほの結果でしたが、内心「ああ、やっぱり!」と思いました。

 脱・脂肪肝を目指す

そこで、次に病院を受診するまでの間、脱・脂肪肝を目指して

  • 食事は、朝・昼・晩の三食を規則正しくキチンと食べる。
  • ご飯は一食につき茶碗一杯にする(おかわり厳禁)
  • おやつ抜き
  • 禁酒
  • 毎日一時間(6,000歩以上)歩く(ウォーキング)
  • 筋トレ(ダンベル体操)
  • 早寝早起き(規則正しい生活)

を実践してみることにしました。

夫の帰宅が遅いからといって夕食を食べずに待っている・・・なんてことは止めて、定時になったらご飯を食べるようにしました。当然、夕食以降は何も食べません。日中もおやつは食べず(←脂肪肝ショックで食べる気が失せてしまった・汗)、お茶を飲むようにしました。

毎日のウォーキングを真面目にコツコツ継続し、ダンベル体操も最低1セットを毎日続けていきました。要は、糖質制限&運動に取り組んだ・・・というわけです。(脂肪肝の原因は糖質の過剰摂取&運動不足・・・と知ったので)

すると、(30代の頃、水泳で身体を鍛えた経験があったせいか)、スムーズに身体が変化し、取り組みを始めてから一週間あたりから、筋力がついて二の腕や太ももが(プヨプヨから少し引き締まって)変化していきました。夜も定時に寝るようにしたら寝付きが良くなってよく眠れるようになりました。こうして生活のペースが掴めるようになると、だんだんと全体的に体調がスッキリしてきました。

更に、腹式呼吸がしやすくなり、深呼吸が楽に出来るようになりました。これについては「何で?」と不思議に思ったのですが、調べてみたら、なんと!肝臓と横隔膜は密接しているということを発見。深呼吸の時に横隔膜が上下に動くため、肝臓も動くのだとか・・・。もしかしたら、私の肝臓にはかなり脂肪が蓄積していたようなので(汗)、それで深呼吸や腹式呼吸がしにくかったのかな?・・・と思いました(←恐るべし脂肪肝)。

お陰様で、毎日のウォーキングにより(←脂肪肝を脱出した知人から「1ヶ月以上、毎日コツコツ一時間歩くことで、肝臓の脂肪を燃焼できる」と教えてもらったので頑張っています)、日増しに身体が楽になり、それと共に「腹式呼吸」や「深呼吸」も楽に出来るようになりました。

 更年期の女性が気をつけなければいけないこと

今回のことを通して、私なりに更年期の女性の身体の変化について、いろいろ調べてみました。

すると、女性は、更年期になると「女性ホルモン」の分泌が低下していくため、結果、脂質代謝が以前のようにスムーズにできなくなって、男性並みに「高脂血症」や「脂肪肝」になる人が多いそうです。これを知らずに放置していると、肝臓だけでなく他の臓器にも負担がかかり、大きな病気の原因にもなるのだとか・・・。

特に、女性の場合、脂質代謝のトラブルや脂肪肝は、乳がんの危険性にも繋がるようなので(肝臓に溜まった脂肪が、異常な形で女性ホルモンを分泌するらしい・・・汗)、更年期になったら特に気をつけなくてはいけないようです。

若い頃は、女性ホルモンに守られて、どんだけ食べても飲んでも大丈夫だったけど(遠い目・・・懐かしい・涙)、更年期に至ったら「自分の身体は、自分で意識して気をつけて守る」←これ大切だわ!と思いました。もう昔のように甘いものを食い過ぎてはいけません(汗)。

 更年期の主婦こそ「人間ドック」を受けてほしい

今回、私は、夫の職場の福利厚生を利用して、「職員の家族」という名義で人間ドックを申し込みました。(検査費用の何割かを夫の職場が補助してくれました)

私も以前、働いていたときは、職場で申し込んで人間ドックを受けていましたが、仕事を辞めて「主婦」になって以降は、自治体の簡易的な検診のみを受けるだけで済ませていました。そして、血液と尿検査の検査で、その結果の数値が標準内だと「私は健康で大丈夫なんだ~」と思い込み、安心しきっていたのです。

数年前から若干コレステロール値が高くなる時が出てきたけど、かかりつけ医の先生は「大丈夫。心配ないです。」と仰るし、「私は大丈夫」と信じてきたのです。

ですので、まさか自分が脂肪肝になっていた!・・・とは全く気づかず、本当にビックリしました。なんとなく体調が悪くても、「年のせい」「更年期だから」でスルーしてきたんですよね(汗)。今回の一件で、「腹部エコー検査」も(数年に一回くらいの割合で良いから)定期的に受けて、内臓の状態を検査してもらい客観的に診てもらうことは大事だと、強く実感しました。

特に、家事や家族のことで忙しく、自分のことはついつい後回しにしてしまう「主婦の皆さん」ほど、定期的に人間ドックを受けて、自分の身体の健康状態をチェックしておくことはすごく必要だと思います。会社などで働いている人は、職場の福利厚生で検診が義務づけられているから、定期的に検査が受けられますが、「主婦」だとそういう機会がなかなかありません。(パートや派遣、自営業やフリーランスの人も同様だと思いますが・・・)

しかも「主婦」だと、自分よりも家族のことを優先する癖がついちゃうので、ついつい無理をしがちなんですよね。そして、自分の為に時間とお金を生み出すことすら家族に気兼ねして難しい・・・というケースも多いと思います。

そういう場合は、ご主人やその家のご家族が気を利かせて、我が家の「主婦」が安心して定期的に検査が受けられるように、(職場にそういうシステムあればそれを上手に利用して)、背中を押してあげて欲しいし、検査に行きやすいように配慮してあげてほしいな・・・と思いました。

 更年期の女性は「マンモグラフィー」だけでなく「乳腺エコー」も受けるべき

今回の精密検査で、私は脇のグリグリを詳しく調べてもらったのですが、このとき「マンモグラフィー」だけでなく「乳腺エコー」も受けました。ちなみに「乳腺エコー」は初めての体験でした。時間は15分~20分くらいかかりましたが、ベットに横になっているだけで痛くもないし、マンモ検査と比べたら、すごく楽でした。

しかも、この乳腺エコーで検査すると、マンモグラフィーで見落としてしまったガンも発見できるそうです。

結果、「大丈夫。何も問題はありません。」とのことで安心しました。

そして、この時、先生から「国では、2年に一回、マンモグラフィーと乳腺エコーの二つを組み合わせて検査することを推奨している」・・・ということを教えていただきました。特に40代から50代にかけて、最近では乳がんになる人が非常に増えているようなので、早期発見・早期治療のためにも、こうして病院で検査をしておくと良いそうです。

更に、先生に聞いてみたところ、病院の「乳腺外科」で予約を取ればマンモとエコーの検査が受けられるそうです。

私が住んでいる自治体のガン検診では、乳がん検査は「マンモグラフィー」だけなので、今後は、数年に一回、この病院に予約して「マンモ」と「乳腺エコー」の両方の検査をしてもらおう~と思いました。また、「人間ドック」を受けるときは、婦人科検査をオプションにつけて、ついでに申し込んでみると良いかもしれません。

多少お金はかかりますが、平生から積み立てておけば、数年サイクルで検査を受けることが可能だと思うので、健康管理の一つとしてこれからはやっていこう・・・と思いました。

最後に・・・

ここ最近、ガンという病気がすごく身近な病気になり、自分の周りでも「ガンが見つかった」「手術した」「退院して療養中」「治療に通っている」・・・等々。そういう話をよく聞くようになりました。

また、以前ガンになって手術したけど、すっかり元気になり(=ガンに罹っていたなんて信じられないほどのお達者ぶり・汗)、80歳・90歳…と長生きしているお年寄りも、私の周囲には結構います。

ですので、もう今や特別な病気ではなく、「2人に1人が罹るポピュラーな病気」の一つになったと感じます。だから、もう他人事ではなく、「いつ自分が罹ってもおかしくない」・・・そういう覚悟で生きないといけないなと思います。

そして、今回、こうして「要・精密検査」の結果を頂いたことで、自分の健康管理について(反省も含めて)自戒し、「生活習慣を改めよう!」とやる気になれたことは、大きな収穫でした。そして、先生に直接診てもらって「大丈夫」のお墨付きを頂き、更に、今後のために、病院での定期検査の申し込み方法や手続きのことなどを教えてもらえたことも、良かった体験でした。

50歳になって、もう今までのような感じ(無茶する・暴飲暴食w)では健康長寿で大往生…は難しいだろう思うので(年寄りに冷や水&無理は禁物・・・)、今回の出来事は、今後の私にとって良いタイミングでした。

今回の体験を忘れず心に留めて、健康管理に努めていきたいと思います。