昨日、ふと思い立ち、名古屋の熱田神宮へ行ってきました。
出発時は、こちら(飛騨)は気温は低めで寒い朝でした。名古屋に近づくに従って温かくなるものの、どんどん曇り空になっていき、到着時には小雨が降っていました。
名古屋駅で名鉄に乗り換えて「神宮前」へ。名駅からだと電車で10分くらいかな?意外と近いです。
このビルの下が名鉄の「神宮前」駅。名鉄の電車の方が空いているし、速いし、とても楽ちんです。(このビルの上はショッピングセンターになっていて、お土産も買えます。ここは良い感じで「地元」感が出ていて、私は結構お気に入り・笑)
改札を出て建物の外に出たら、本格的な雨降りになっていました(汗)。旅用の折りたたみ傘をさして、いざ熱田神宮へ向かいます。
神宮前駅を出てすぐ目の前の歩道橋を渡ります。この緑の森(杜)が熱田神宮です(駅のすぐ真ん前です)。こちらは熱田神宮の東側で、少し歩くと東門に辿り着きます。熱田神宮に行くには「名鉄」「地下鉄」「JR」の各駅&バス停が近くにあるので、これらを利用すると良いです。駐車場もあります。
ちなみに私は、名駅から熱田神宮に行くときは「名鉄」をよく利用します。初めて参拝したときは「地下鉄」を利用したのですが、駅から西門までが結構遠く、ちょうど夏の猛暑の時期だったため、熱中症になりそうで暑くて暑くて大変だったのですよ~。目の前に森はあるのにずっと塀続きで、なかなか門に辿り着けず、ひたすら西門に向かって歩き続けました。この時の「照り返しのきつい歩道」をフラフラと歩き続けたことがトラウマ?になったみたいで(汗)、後はずっと名鉄の赤い電車です。
歩道を少し歩くと、大きな鳥居が見えてきました。こちらが東門です。ここをくぐると森の木々の濃厚な香りがしました。むせかえるような濃い木々の自然の匂いです。実はここまで花粉症対策でマスクをして来たのですが、新鮮なこの森の空気を直に吸いたいと感じくて、マスクを外しました。大きく息を吸いながら参道を歩きました。とても清浄な空気で気持ちが良いです。身も心も洗われる感じがしてスッキリしました。
参道を歩いていたら、途中で「鶏」の鳴く声がしました。熱田神宮には大きくて立派な鶏が放し飼いになっています。この日は、文化殿の建物の前にいて、外国人観光客に囲まれて写真を撮られていました。この鶏さんは熱田の神様の使いだそうですよ。
手水舎で手と口を清めたあと、近くの大楠へ。雨に濡れて、とても幽玄な雰囲気です。
熱田神宮の境内には、たくさんの巨木があります。どの木ものびのびと自由に枝葉を伸ばし、すくすくと大きく育っています。
この日は日曜日だったせいか、お宮参りのご家族が多かったです。その他、結婚式もあったようで、なんだか華やかな雰囲気。雨だったけど、境内は人が次々と参拝し、途切れることなく人の流れが続いていました。
お参りをして、境内を歩いていたら、ふと良い香りが・・・。なんと梅が満開でした。この雨で花が散りかけていましたが、辺りには梅の良い香りが濃く強く漂っていました。しばしこの前にたたずみ、梅の香りを楽しみました。
雨のせいか、植物たちは瑞々しく潤い、とても生き生きしています。
力強い命のエネルギーを感じました。そう「春」のエネルギーです。誕生のエネルギー。「ここから新たに始まる」ための力強くてフレッシュなエネルギーです・・・。
雨に濡れる椿。雨に打たれながらも、凜として咲いています。葉っぱが艶々して元気そう・・・。
今回の熱田神宮は、急に思い立ち、何だか行きたくなったので、思い切って行ってきました。この日は、天気予報は朝から「雨」でイマイチだったし、ちょうど名古屋ウィメンズマラソンの当日で人混みがすごかったし、いろんなマイナス要素が重なっていて、いつもの私なら「雨の日に、しかも人が混む時にわざわざ行くのは嫌だなぁ~」と却下していたと思います。でも今回は、直感に従って行ってみることにしました。
うん、行ってみてすごく良かったです。
雨の熱田神宮は、生きるエネルギーに満ちあふれていて、とても艶々と生き生きとしていました。新年号になることも関係しているのかもしれませんが、杜の自然のエネルギーがどんどん進化し強化し活性化しているのを感じました。
この熱田神宮には草薙神剣が奉られています。そして天照大神と素戔嗚尊・・・等、全部で五柱の神様が祀られています。
この熱田神宮は、私が住んでいる飛騨とも縁が深くて、太平洋戦争の時、熱田神宮の神様は、高山市内にある飛騨一ノ宮水無神社に極秘の内に移され疎開されていたことがありました。また、新天皇が即位されるときに手に持たれる笏(しゃく)は、歴代、飛騨一ノ宮の山で採れた一位の木で作られたものが使われています。
素戔嗚尊さま&草薙剣とのご縁を強く感じる私たち夫婦ですが(過去に出雲にも行きました)、今回、久しぶりに熱田神宮をお参りし、久しぶりに出雲系のエネルギーに触れて、何だか大いに励まされたような不思議な気持ちになりました。そして、身も心もスッキリ洗い流し、崇高なエネルギーをたくさんチャージさせていただきました。
そうそう、偶然にもこの日が「雨」だったってところがポイントなのですよ。雨の日で良かったのです。雨でなかったら、しっとり潤って瑞々しく美しい杜の風景には出会えなかったかも・・・です。
のんびりと雨の中を歩いて電車を乗り継ぎ、今度は途中で「栄」に寄って、久しぶりに人混みを歩き、夕方、帰路に就きました。
ブラリ日帰り旅でしたが、リフレッシュできました。