森の中の大きな木2

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「令和」時代が始まる

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学生時代の「万葉集」の講義の教科書を久しぶりに開きました。

新しい元号が発表されました。

 「令和」・・・ラ行で始まるのは予想外だったの非常に驚いたのですが、それプラス、出典が『万葉集』だったことにも、とても驚きました。今までは中国の古典をもとに決められていたので、まさか万葉集とは・・・。これも今までにない「新しい流れ」だなぁと感じました。

ちなみに今年2019年(西暦)は、皇紀2679年です。『皇紀』とは神武天皇が即位されて以降の年数を数えたもので、何と今年は2679年目・・・ということです。こんなに長く一つの王朝が続いた国は他にありません。

そして、今回発表された「元号」(昔は「年号」と言いました)ですが、もとは大化の改新の時代(西暦645年)から始まりました。最初の元号は「大化」に始まり、その後、701年の「大宝」以降は、今現在まで日本国内で脈々と続いています。その間、南北朝時代には、吉野の南朝と京都の北朝でそれぞれ天皇が即位されたため、北と南でそれぞれ異なる元号を使っていた時期もありました。その並立した元号も含めると、新元号「令和」は248個目の元号だそうです。

こうして改めて「元号」を通して日本の歴史を振り返ったとき、なんと重厚で深い国なのだろう・・・と感じます。しかも、今回の出典元である「万葉集」は、日本最古の和歌集なんですよね~。

 

万葉集にある和歌の序文

「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」

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うちにあった万葉集の本を開いて調べてみました。

今回の新年号は、大伴旅人の梅花の宴の歌(梅花歌三十二首)の最初の序文(=どういう歌なのかの説明書き)が出典でした。

大伴家は、台頭する藤原家に押されていき、旅人の息子の家持の時代を頂点にして政(まつりごと)の世界から居場所を失くしていき少しずつ衰退していきます。最後は平安時代に入ってすぐの大事件(応天門の乱)で濡れ衣を着せられて、大伴家は廃退し歴史上から消えていくのです…。

応天門の変 - Wikipedia

名門大伴家の衰退。

それを予感するのか、旅人も家持もおおらかで感性豊かで「幸せな春」を待ち望む歌が多いんですよね…。私は家持の万葉集最後の歌『新たしき年の始めの初春の~』の歌が大好きなんですよ。

中学校の国語の教科書にも載っているので、知っている人が多いかもしれません。毎年いつも雪の元旦を迎える度に、私はこの歌を思い出します。

 

そんな悲しい大伴家の歴史を感じつつ、でも、大宰府の地で梅香の宴を開き、束の間の春を愛でて優雅に歌を詠んだ大伴旅人の思い(春を待ち望む気持ち=子孫末代までの幸せを心から願う気持ち)に思いを馳せたいなぁと思います。

 

今回の新元号は本当にビックリでしたが、個人的には万葉集が出典というのは嬉しかったです。日本の古典好きにはたまりません~😆✨(万葉集が今年のトレンド&ブームになるかもしれませんね!)

 

そして、『令和』の語感の響き。春の雪解けの頃のほんわりした暖かさを感じました。そして、今の皇太子殿下のお人柄と重なり、良い元号だなぁ~と思いました。新しい時代の幕開け。とても楽しみです。