ここ最近、今までとは違う「感覚」を感じるようになりました。「感覚」というよりも、これは「メッセージ」なのかもしれません。それは何かといいますと・・・
「深く考えないで、直感でどんどん前へ進め!」という感覚です。
以前なら、ちょっと保留にしておいて「どうするか」をゆっくり考えてみたり、今すぐじゃなく「タイミング」を見計らってから発進しようと思ったり、等。
昔の私なら、「あっ!これをしたいなぁ~」と思っても、スケジュールの調整が必要だったり、家族から了解を得られるように説明・説得してみたり、順番に準備して段取りを踏んだり、実行するのでに気持ちの踏ん切りをつけたり、タイミングをどうしようか考え悩んだり・・・等で、とにかく実行までに時間がものすごくかかって、なかなかサクッと行動に移せなかったのです。
ところが、今は
- 考えたり悩んだりしていないで、すぐに取りかかる。
- いちいち他人の了承を得なくても、自分一人でサクッと決める。
- 人から何を言われるかと気にしないで、自分がやりたいことに真っ直ぐに突き進む。
・・・ということを、普通に(当たり前のように)サクサクとできる自分になるんだよ~!という流れが来ているのを、エネルギー的に強く感じるのです。今までも、もしかしたら、そういうエネルギーが燦々と宇宙から降り注いでいたのかもしれせんが、私の中にブロックがあって、そうしたエネルギーを肌で感じるところまで至っていなかったのかもしれません。
でも、この4月の半ばに「東日本一周の旅」を実行して、約一週間かけて自由に旅してきました。この時、私の中のブロックがカチッと外れたのを感じました。この旅に同行した夫も同様だったようで、夫も心の中の制限が外れて雰囲気が変わりました。お互いにスイッチが切り替わり、心のフットワークが軽くなったのです。その後、旅から帰ったら、夫と二人で思い立ち、家の中の断捨離に取りかかりました。
超・面倒臭がりの私が、ここまで無我夢中になって「断捨離」に取り組めたことも、まさに奇跡なんですが(汗)、この断捨離で不要物を大量に家から放出したことにより、ますます私たちの心の中にあった「制限」がスポッと外れたような感じです。それまでは上記に挙げたように、「何かをしたい」と思っても、そこに到達するまでに無用な時間とエネルギーを使っていました。でも、断捨離を進めるに従って、いちいち誰かの許可を得なくても、私が「これは不要だわ」と感じたら、すぐにサクッと捨てる!という選択が、制限なく自由にスルスルとできるようになりました。これはとても気持ちの良い体験でした。
思えば、この家の中は、私たちのエリアであっても全てのスペースに義父母の物が詰め込まれていて、それを捨てることすら許されない環境だったのです。いつも義父母の許可が必要で、物を捨てれば義父母がゴミ箱の中を細かくチェックして干渉してくるので、ゴミを出すことがストレスでした。明らかに捨てなくてはいけないものまで、捨てずに使おうとするので(一番辛かったのが食品です。傷んでいても捨てられず無理やり食べさせられたこともありました。その他、他人が履きつぶした靴や人の使い古した下着など。)、ゴミに囲まれて暮らしているような日々でした。同居家庭の人に聞くと、ゴミを溜め込み、若世代が捨てるゴミをチェックする舅・姑の率が非常に高いので、我が家だけの話では無いのでしょうね。戦中や戦後の物が無い時代を体験している世代は本当に物が捨てられません(汗)。捨てることに罪悪感を持っている上に、豊かさへのコンプレックスが強いので、物に対する反応が感情的で過剰なのです。そして自分たちの古い価値観を若い世代にも強く押しつけてきます。
こんな状態だったので、自然と我が家のガラクタには、義父母の積年のコンプレックスのエネルギーがべったりと染みついていました。当時、義父母が心の中で抱えていたコンプレックス&ネガティブな感情が重苦しいエネルギーとなり、それらがジットリと家中の物に染みついていて、私たちを精神的に縛り付けていたのです。
でも、もう我慢の限界が来て、ここ5~6年ほど前から、私たちは義父母に分からないようにコッソリ物を捨てるようになり、随分たくさんのものを処分しました。私たちのスペースにびっしり詰め込まれた物は、義父母の「愛のかたち」なのでしょうが、私たちにとっては良い迷惑でした。それらをちゃんと使っているかどうか・・・まで、毎日細かくチェックされて、何故使わないのか?と執拗に責められるのは精神的にかなり辛かったです。私たちのエリアにある物を少しずつ運び出し、義父母に分からないように夫と二人でコッソリ捨て続けました。
そのうちに、義父の身体が具合悪くなり、私も病気でダウンしている間に、義父が入院。そして亡くなりました。義父が亡くなって、家の中のパワーバランスが崩壊し、一時、義母はヒステリー気味になって大変でした。でも、そのうちに情緒が安定して次第に落ち着きました。落ち着いたら、義母は憑きものが取れたみたいに、亡くなった義父の遺品を処分し始めました。あれほど物を捨てることに対して異常な反応を示してヒステリックに責め立てていた義母が、こちらが驚くほど潔くいろんな物を処分し始めたのです。義父のものを断捨離していくうちに、義母の表情が明るくなり、心身も健康になっていきました。今では自然に笑顔がほころぶ可愛いお婆ちゃんになりました。20年前の義母とは別人のように大きく変容しました。
私たちが義父母の物と格闘して、何とか制することができ、家族の関係が改善してきた今、(先述した通り)私たちは旅をしたのです。新婚旅行以来の遠方旅行。ずっと義父母の監視が強くて、自由にどこへも行けませんでした。旅行に行くときも娯楽だと「贅沢だ」と叱られるので、研修や講演会だと嘘をついて行かなければいけないほど気難しい家庭でした。でも、今回はちゃんと義母に旅のことをオープンに話しました。どこへ行くのか抵抗なく話せたのは今回が初めてです。義母からは笑顔で「楽しんでおいで」と言われました。もしかしたら、この辺りから、心のブロックが外れて自由の扉が開き始めていたのかもしれません。
こうして旅をして外の世界のエネルギーを家の中に持って帰り、帰ってきたら「断捨離」をして、家の中の風通しを良くしました。オープンなスペースができたら、かつてのような「息が詰まるような閉塞感」が消失し、心がとっても楽になりました。もしかしたら、苦しかった頃の私たちが吐き出したエネルギーが、私たちのスペースにある私たちの物に染みついていて、それらがずっと私たちの心を縛っていたのかもしれません。自分で自分の首を絞めるかのように、辛くて苦しかった時代のエネルギーが、家の中の不要物に宿って、地縛霊のようにずっと家の中に存在し続けていたのかもしれません・・・。
今回のことでつくづく実感しましたが、家の中のガラクタ&不要物は、早く処分するに限りますね(汗)。増えすぎる物は、人間の命のエネルギーを吸い取り、削ぎ落として、どんどん膨れ上がっていくんですよ。そして、物に宿ったエネルギーが強大になると、その家の住人を精神的に縛り付けるんです(汗)。
今まで物が捨てられなかったのは、ある意味、そのガラクタたちが「捨てないで~」と私たち人間の意識に擦り寄り、私たちの意識を操作していたんじゃないか?・・・とそんなことすら感じるのです。義父母も同様で、終戦直後の物の無い時代を生き、昭和枯れススキのような時代を生き抜いて、苦労した分「物を捨てたら罰が当たる」という固定観念がガチガチに染みついちゃったのかもしれません。「物が大量にある=豊かさ」と言う価値観が出来上がり、「物がある=安心」に繋がっていったのかな?・・・と。それで物を捨てずに溜め込み、溜め込んだ大量の物を子孫に残してあげることが「親の愛」だと思い込んでいたのかもしれません。
でも、よく「物に魂が宿る」といいますが、まさにそれですよ(汗)。大事に使っていたのならまだしも、全く使っていない不要物には、人間のネガティブなエネルギーが籠もります。だから、物だらけの家に住んでいると、思考がストップし、自分で判断できなくなり、心身の健康も害され、行動できなくなり、自分に制限をかけて身動きでなくなり、家族同士も監視し合い干渉し合い、閉塞感の強い「息の詰まる」暮らしになっていく・・・のだと思います。
つまりは、家の中に溜まっている不要物に人間がコントロールされ、精神的に支配され、余計にますます物が捨てられなくなり、物だらけの狭い空間の中に閉じ込められて生きていくようになる・・・そんな感じなのだと思います。
でも、我が家の場合、平成が終わるこのタイミングに、こうして昭和・平成の「不要の長物」(エネルギーも含む)を一斉処分できて本当に良かったなぁ~と思います。断捨離をして「他人の顔色をうかがうことなく、自由に捨てられる気持ちよさ」を体験できて、とても楽しかったです。そんななかで、自分の感覚が今までとは違うものに変化した・・・という訳です。
「時間を置かなくても、思ったことは今すぐやっていい」という感覚。これがすごく強くなってきました。そこで、自分をトレーニングして「時間を置かず、すぐにやる」が自然に出来るように意識して取り組んでいる。←今ここ・・・なのです。
これ、要は「右脳で生きる」ということなのだと思います。
- 直感で生きる。右脳で判断する。
- いちいち考え込まない。瞬間的に判断する。
- 自分の直感を信じる。
- 人の意見に屈しない。振り回されない。
- 自分が感じたことをどんどん具現化していく。取り組んでみる。
- 人の意見ではなく、自分の体験を重視する。
そういう風に自分の意識と生き方をシフトチェンジしていきなさい・・・ということなのだと思います。
もう考え込まないように、できれば24時間の内に行動に移すように心がけています。
皆さんも、もしも同じような感覚を感じているのなら、自分を信じて直感に下がつてサクサク行動してみてください。