森の中の大きな木2~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

自分に正直になって「与える」「受け取る」を実践してみる

与え上手になる。受け取り上手になる。

これ、これからはすごく大事だと思います。

皆さん、「与える」ことは得意です。お節介なほど与えようとします。

そして、与えた分、何かが得られることを密かに楽しみにしています。

「これだけのことをやってあげたんだから・・・」と、心の中でいろんな見返りを期待しているのです。

昔は、与えた分、ちゃんと返すのが「常識」だったから、みんなピリピリと気を遣って、もらった分は必ず返す。与えた分は必ず返ってくる。だから、与えた分はキッチリもらわないと損・・・。

そんな価値観が、知らないうちに「心の芯」まで染みついていて、損しないように、もらい損ねないように、みんなキリキリしていたんです。

でも、これらは「与え上手になる」そして「受け取り上手になる」。

これを実践するときです。

義務感や責任感に縛られて、本当はやる気も無いのに「こうしてあげなくてはいけない」「私がやってあげなくちゃいけない」と焦って嫌々やるのは、本当はNGなんですよね。

嫌なら、無理してやらない。

その気が無いのなら、顔を出さない。

続ける気が無いのなら、最初から手を出さない。

負担になっているのなら、キッパリお断りする。

・・・それで良いんじゃ無いかと思います。

自分の本心じゃ無いことを無理にするのは、本当の「与える」にはなりません。

ここでの本当の「与える」は、自分の気持ちに正直になって本当のことをすること・・・です。例えば、〈やらない〉〈やめる〉〈お断りする〉〈中止する〉です。

これが、本当の「与える」です。

正直に行動することが、相手にあなたの真実を与えることになります。

それで、相手が傷つくとか、私のことを嫌いになるとか、腹を立てて怒るかもしれないとか、そういう心配をしないことです。

  • 相手を怒らせないようにするために、自分の気持ちを押さえ込んで、自分を押し殺す?
  • 相手を傷つけないために、自分の気持ちを無視して自分を傷つける?
  • 相手に嫌われないために、自分に嘘をつかせるの?自分の本心を裏切るの?

・・・いやいや、そうではないでしょう?

相手の気持ちを中心に物事を決めるのでは無く、自分の今の気持ちを中心に、自分はどうするのか?を決めるのです。

これが、「自分を尊重する」ということです。

それで腹を立てて自分に怒ってくるような相手は、あなたのことを全然大切に思っていない人ですよ。あなたのことを物や道具のように思っている・・・だから、自分の思い通りにあなたが動いてくれないと腹が立つのです。

そして、あなたの言動にいちいち「傷つきましたアピール」をしてくる人も、そういう態度を取れば、あなたが自分の言いなりになることを過去の体験から学習したから、いじけたり傷ついたポーズを取って、そういう態度を何度も繰り返し取ってくるのですよ。

だから、相手を成長させるために、たまには真逆の反応をしてあげて、相手にいろいろなことを体験させてあげなくてはいけません。もうあなたにしがみついてこないよう、時には突き放してあげることも大事です。

自分のことも、そして、相手のことを思えばこその対応を、時には勇気を出してしていくこと・・・それが「本当の愛」ですよ。

波風立てたり、角を立てることを恐れて、長いもの巻かれて生きていくのは、本当の愛ではありません。

自分の真実・本当の自分を自分の周囲の人に正直に与えていく・・・。

そういう生き方が、本来の生き方なのです。

 

「与え上手」になったら、次に「受け取り上手」になることも大切です。

  • 相手は「自分の真実」を、ちゃんと正直に私に話してくれているのか。
  • 相手は私に忖度(そんたく)していないか。
  • 裏の顔・表の顔を使い分けていないか。
  • 上辺だけの言葉を発していないか。

・・・などなど。

自分がどんなに誠実に正直に相手と接していても、中には、平気で嘘をついたり、世間体を気にした態度を取ったり、嫌われないように・・・と気持ちが悪いほど気を遣ってきたり、表向きは良い人なのに影では悪口を言いまくっていたり・・・等。

そういう人もいるのですよ。

でも、こういう裏表がある人で過剰なサービス?をしてくる人は、「私がこれだけやってあげたんだから、あなたは『やった以上のもの』を私にちゃんと返してくださいね!」と欲が強かったり、「こんなにしてあげたんだから、きっとこれだけのものを返してくれるに違いないわ・・・」と期待がすごかったりします。

その場合、こういうタイプの人たちって変なエネルギーを発しているから、なんとなく心地悪さが漂うんですよね(汗)。

そうではなくて、やってあげても見返りは求めない。何も期待しない。源泉掛け流しの湯水のようにどんどん与えていくけど、返ってくることは一切期待しない。そういう気持ちでいることが大切です。

そして、相手から受け取ることにフォーカスするのではなく、相手の喜びが自分の喜びであり、相手がチャレンジしている姿を見て、自分もチャレンジしようと勇気をもらう・・・。そんな感じで、世界中の人々と「エネルギーを受け取る・与える」の関係で、自然と繋がっていることを心で感じながら、自分の人生を生きていくこと

これが大切なのだと思います。

知らない人であっても、会ったこともない相手であっても、今のこの時代を同じ時期に地球上で生きているというだけで、私たちは繋がっているのです。

そして、もしかしたら、今、自分が発したエネルギーを、地球上のどこかの人が受け取り、私のエネルギーで励まされているかもしれない・・・。また、誰かが発した愛のエネルギーが地球上を巡り巡って私の魂に届き、今ふと心が明るくなったのは、そのせいかもしれない・・・。

こんな感じで、私たちは何かの影響を受けたり、与えたりして生きています。

だから期待通りのものをガメツクいただこう、もっと欲しい、こうしてほしい・・・というのは、本来のあり方とはかなりかけ離れていて違うのですよ。

形にこだわるのでは無く、今の自分の気持ち・ハートを大切にする・・・。そこから真の与える・受け取るの循環が始まるのです。

ですので、物やお金、名誉や肩書き・・・云々、それだけに固執しないで、見えない世界を流れているエネルギーにも意識を向けてみてください。

エネルギーを受け取る・与える。これが本当の「受け取る・与える」です。

形あるものに振り回されないよう気をつけながら、自分は何を与えられるのか。何を受け取りたいのか。それもしっかり考えて、自分にとっての心地よい「受け取る・与える」を実践してみてください。

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ちょっと一休み。