最近、「あれ?」と気づいたことなのですが・・・。
私が話している最中に、急にムキになって楯突くようなことを言う人がいるんですよね(汗)。
私は別段、威張ったことや自慢話をベラベラ喋っているわけでもなく、「こんなことがあってねぇ・・・」と近況や最近感じたことを、そのまんま淡々と話しているだけなのですが、 その話の中に、相手のプライドを刺激するようなことがあったみたいです。
突然、私の話を遮って
「私だって、それくらいのことはできるよ!今はたまたま出来なかっただけなの!」
・・・と、急にムキになって言い出すのですよ。
いや(汗)、誰もアナタのことなど聞いていないってば。今は私が喋ってるんだけど。
しかし、ムキになるタイプの人は、私の話なんて途中から聞いていなくて「自分アピール」攻撃してきます。
「私も!」「私だって!」
・・・「私だってできるのよ」アピールを全開でしてくるのですよ(汗)。
そういう時、私は突然のことに驚いて、「へ?」という顔になって、ただただ相手の自分アピール話を聞くしかありません。
二人、ないしは数人での極々小さなグループの中でのお喋りなのに、どうしてそこまでムキになって激しくマウントしてくるのか?・・・本当に謎でした。
こんな時、大抵は私がうんうんと相手に合わせて相づちを打つてあげて「そうなんだー」「すごいねー」と返答し、大人の対応で「あなたはすごいわ!私はアナタのことを一目置いているのよ。あたなのすごさを認めているのよ。」アピールをしてあげると、相手はそこでようやくスーと気持ちが落ち着き、元通りの「良い人」に戻るのです。
とまぁ、こんなことを何度か繰り返していたのですが、ある時、「あっ・・・!」と気がつきました。
もしかしたら、このムキになる人は、ずっと私のことを見下していたのかな・・・と。
だから、自分が見下している相手(私)が、自分より抜きん出て何かをしていると分かると「何様?コイツ!」と思わずカッとなり、理性もぶっ飛んじゃって、ついうっかりと『本性』を剥き出しちゃうのかな・・・と。
要はプライドの高さから来る「嫉妬」なんでしょうが、そういう時って、当のご本人は気づいていないようですが、すごい怖い顔になるのです。嫉妬心でメラメラ燃えた瞬間の顔つきは、般若か阿修羅ですわ。怒りと嫉妬でドス黒くなった怖い顔で、チッと目つきが鋭くなり、本当に恐ろしい顔つきになるのです。
そして、「私だって!私だって!」と私に執拗にマウント攻撃をしてきます。
今までの私は、のんきに「あれ?どうしたんだろう?」と思い、相手の不機嫌そうな様子を見て、「私が悪かったのかな・・・」と(自分の何処が悪いのかもわからないまま)自分が悪かったことにして反省し、一生懸命に相手のご機嫌を元に戻そうと頑張っていました。明るく振る舞って盛り上げようとしてり、相手を笑わそうと道化師になったり・・・・等々。
でも、最近になり、私の話を遮ってまで「私の方がすごいのよ!」とムキになる人って、表向きは私と仲良くている雰囲気を出しているけど、本当は私のことを見下していたのかもしれない・・・。心から私のことをリスペクトしているなら、あんな態度と言い方はしないはずだ・・・。見下してきたから、私を押さえつけて自分をのし上げるために、あんなことを言ってたんだなぁ・・・と、そんなことを悟ったのでした。
そう、あれは精神面の未熟さを剥き出しにしていただけである、つまり精神的に未熟な人だったんだな・・・と。
ならば私が必死になって相手の機嫌を直す必要は無いし、気を遣って場を盛り上げる必要も無いし、機嫌が悪いまま、そのまんま放置しておけばいいんだ・・・と思いました。
あれは相手の心の問題であり、私の責任ではない。相手のマウントに反応して、私が何とかしなきゃと頑張る必要は一切ない・・・と。そう気づいたのでした。
これ、身近な人でも時々あるし、私より立場が上で立派な肩書きを持った人でも、時々遭遇します。
もともとプライドが高い上に嫉妬深くて、すごく強欲な人なんでしょうね。支配欲も強いのかもしれません。素晴しい履歴の人でも、私にフレンドリーに接してくる人でも、そういう態度を剥き出しにする瞬間がたまーにあるのですよ。
そういう時は、相手を責めるとか嫌うことはしないで、ただ「神様が私に、この人の正体を見せてくださったんだなぁ」と受け止めるようにしています。神様が教えて下さったんだ・・・と。
そして今はも神様に感謝し、そっと相手から離れるようにしています。
私の受け止め方は、こうです。
私が近くに居ると、この人は自分の心をかき乱して、また私にマウントしたくなるかもしれない。
そうなると、私はこの人の心の黒い部分に刺激を与える存在になる。
私が目の前にいると、相手は自分のネガティブな部分を引き出されて苦しくなるだろうから私は相手から離れることにしよう。
相手にネガティブな言動をさせて、わざわざカルマを積ませることはしたくないし、私もネガティブな言動をぶつけられるのは嫌だ。
ならば、この人から距離を置いて離れよう。疎遠になろう。
これも「愛のかたち」だと私は思うのです。
相手が私にどういう気持ちを持とうと、それは相手の自由だし、私を下に見下そうと、それは仕方の無いことです。相手の感じ方も受け止め方も、私は丸ごと尊重したいと思います。
でも、どんなに近くて親しい間柄だとしても、こちらが不快感や嫌悪感を感じているのなら、無理して一緒にいる必要は無いし、相手の気持ちを尊重するように、私も私の気持ちを尊重したい・・・。ならば、「距離を置く、離れる」という方法も、必要ならばどんどん取り入れるべきだと思うのです。
それでちょうど良い塩梅になり、お互いに相手と無理なくフラットに付き合えるのなら、それがベストなんですよ。密接して一緒に居なくても良いのです。それも大事なこと。お互いにとってちょうど良い距離感を保つことも必要なことだと思います。
なので私は「私にマウントしてくる人」もこれからは距離を置こうと思いました。
私に対してそんなにムキになられても、私も困りますもんね(笑)。
ムキになってマウントして、相手(私)がリップサービスで「すごいね」と言うのを見て喜んで、それで自分の承認要求を満たす・・・っていうのも何だかなぁ・・・と思うのです(汗)。
その程度の低レベルなお付き合いは、こっちは全然楽しくないし、むしろ迷惑なんですよ。
それに、これも私からエネルギーを抜く行為だと思うのです。ムキになってマウントして、大人しく自分の言いなりになってくれる相手(私)からエネルギーを奪う・・・とても卑屈な行為ですよ。
・・・とまぁ、そういうことがいろいろクリアに分かってきたので、私はもう止めることにしました。止めて手放します。
そして、相手のムキになる態度を「反面教師」にすることにしました。私はあんなみっともなくてかっこ悪いことは絶対にしない・・・と固く誓いました。
昨年は不要物をいろいろ断捨離したけど、今年は人間関係の断捨離が進みそうです。
良いと思っていたものでも、よーく観察して本質が見えてきたら、ガラクタだったということもあります。また本物だと信じていたら、実は偽物だったということもあります。
だから、「これでいい」と安心していないで時々チェックをして確認し、本質を見抜く努力を続けることです。自分の心が成長すれば、見極める力も研ぎ澄まされます。
なあなあで済ませたり、見逃したり、惰性で流すのは絶対によくないです。
自分をリスペクスするためにも、自分の心地よさを追求していくことです。心地よくないものがあれば、無視せずキチンと向き合い、勇気を出して適切に対処していくことが必要だと思いました。