森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

心の中にある「恐れ」を手放す

「恐れ」が心の中にあると、ずっと怯え続けなくてはいけません。

また、「怖いから」という理由で、ずっと逃げ続けなくてはいけません。

どこかで腹をくくって「恐れ」「怖さ」を感じるものに立ち向かい、それらを克服していくことです。

 

「恐れ」の原因、元になっているもの。

それをちゃんと知っておきましょう。

 

多分、ずっと蓋をして、見ないようにしてきたと思うのですよ。

見たら怖いから、怖くて落ち着かなくなるから、だから、ずっと蓋をして「無かったこと」「見なかったこと」「知らないこと」にしてきたと思うのです。

でも、いつまでも「恐れ」を心の中に飼っていると、それが原因で、大事なことを逃してしまいます。

自分に与えられたチャンスも、成長の機会も、幸福の種も、心の中にある「恐れ」「怖さ」がそれらを跳ね飛ばし、あなたから大切な物を遠ざけてしまうのです。

 

ここで勇気を出して「怖さ」「恐れ」をしっかり見てみましょう。

見るといっても、顔にある「目」で見るのでは無くで、「心で感じてみる」のです。

心の目で観察してみて下さい。

 

じっーと、自分の「怖さ」「恐れ」を感じていくのです。

心がザワザワしたり、気持ちが落ち着かなくなりますが、気にせず、心の奥深いところまでグーと自分の意識を沈めて、じっくり感じ取ってみてください。

「恐れ」「怖さ」は、正体がバレるのが嫌だから、ザワザワしたり、落ち着かなくさせて、あなたの気をそらそうとします。抵抗してくるのです。

でも、抵抗に負けず、ジンワリと自分の「怖さ」「恐れ」の正体を見届けるまで、自分の心の奥を内観してみてください。

 

・どういうときに、この気持ちがでてくるのだろう?

・この気持ちが出てくるとき、自分の心の中はどういう状態になっているか?(心が「恐れ」「怖さ」でいっぱいになっている時の自分の心の状態を観察する)

・いつから、こんな気持ちを持つようになったのだろう?

 ・過去のどんな体験が、私にこんな気持ちを植え付させたのだろう?

。この気持ちを感じるとき、私は「本当はどうしたい?・どうありたい?」と思っているのか?

 

これは、脳で考えて答えを出すのでは無く、ただ心で感じるだけにしてください。

自分の感覚を使って、じんわりと感じていくのです。

感じる時は、自分を俯瞰して、客観的に分析するような気持ちで、冷静に向き合ってください。

感じることを「言葉」で説明するのは難しいかもしれません。

言葉にしにくい複雑な感情や、過去世からの感情もあるので、無理して言葉で表わさなくてもいいので、ただ感じてみてください。

 

こうして、客観的に自分の心を観察し続けていくと、ある時、はっ!と気づくことがあります。

ただ、この「気づき」を得るには「慣れ」が必要で、コツをつかんで慣れるまでに、少し時間がかかります。今取り組んでも、即、気づきは出てこないかもしれません。

でも、何度も何度も自分の気持ちを感じ続けているうちに、ある時「あっ・・・」と気がつくようになります。

それは、自分にしか分からない「気づき」です。

気づいたことは、些細な事でもメモをしておいてください。すぐに忘れて消えてしまうので、書き留めておくと良いです。

 

こんな感じで、「恐れ」や「怖さ」を感じる度に、静かに自分の「怖さ」「恐れ」を感じ取り、自分の心の中を深く内観して観察し、「怖さ」「恐れ」の出元を見つけてみてください。

 

実は・・・。ネタバレですが、案外「思い込み」というのが多いんですよ。

自分の「怖さ」「恐れ」の出元は、過去の自分が思い込んでしまったこと・・・それが今も有効になっていて、ずっと「怖い」と感じ続けている。そういうパターンが結構あるのです。

ですので、自分の心の中をよく観察して、「あれ?思い込みだったの?」と気づいたら、それらを手放してください。

 

そして、もう一つ。

「恐れ」「怖さ」を感じることから逃げないで、これからはチャレンジしていきましょう。

これも、克服の大事なポイントです。

怖いなーと感じるなら、是非やってみてください。

嫌だなぁ・・・と感じることでも、それが自分の目の前に出てきたと言うことは、「それをやりなさい」というサインです。

だから、やってみましょう。

 

今までは、「逃げる」「やらない」という選択をしてきたと思います。

「怖い」と感じるものが出てくると、それを「避ける」「逃げる」。あるいは「悪態をついて反抗する」とか「敵視して攻撃する」とか・・・云々。いつもこのパターンで誤魔化してやりすごしてきた思います。

でも、もうそろそろ「ちゃんと向き合う」「やってみる」「飛び込んでみる」「着手してみる」「関わり合ってみる」ということも、チャレンジしていく必要があります。

 

というのも、こうやって実際にやってみることで、心の中にある「怖さ」「恐れ」を一つずつ潰していけるからです。

潰していくことで、怖さが一つ消えていきます。

「恐れ」「怖さ」の克服に一番効果的なのは、実際に体験してみること。体験してみて、実際にどうなのか、本当に恐ろしいものだったのか?・・・を検証してみるのです。

 

結構多くの人が、未体験のこと・慣れていないことに「恐れ」「怖さ」を感じて、それから逃げながら過ごしています。

だから、いつまで経っても「怖さ」「恐れ」が消化できないのですよ。

 

もう逃げている場合ではありません。

心に「恐れ」「怖さ」の種になるものが残っていると、これからの時代、生きづらくなっていくでしょう。

今は、未体験・未知のことが次々と押し寄せてくる時代です。

ですので、そんな新しい時代を生き抜くために、その「心の準備」として、今、自分の心中にある「恐れ」と「怖さ」を消化して、克服しておきましょう。

目標は、何が起きても迎え撃つ「心の強さ」です。そして、どんなこともポジティブに受け止める「心の明るさ」です。

それらを手に入れるために、心の中の「怖さ」「恐れ」を乗り越えておきましょう。

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昨年の夏。京都・知恩院にて。