魂が進化していくと、自分の都合ではなく、宇宙の意図にそって生きていくようになります。
自分は不本意であっても、その場所に呼ばれて行く等、その場所に私のエネルギーが必要だから、見えない世界に動かされて、その場所に行ったり、留まったりするのです。
でも、その意図が完了すれば、用済みとなり、そこから離されます。
進化した人は、ここでの自分の役割が終わったとき、「今が潮時だ」と分かるので、上手にタイミングを見計らって自分からすっと離れていくことができますが、まだそこまで進化していない人(悪い意味ではなく、まだそこまで成熟していない人)だと、義務感や執着が起きるため、その場所から動けなくなります。
自分の役割が終わったとき、「ここにとどまる」「去る」の二択を迫られるのですが、この時、自分の意志で「ここにとどまる」という判断を下したのならいいのですが、そうではなく、粘着や執着、義務感や責任感、その他、義理人情に縛られて、動くのが怖い・申し訳ない・動いたら損をするかもしれない…等のエゴが働いての「とどまる」だと、無理やり退所させられることが出てきます。
つまり、エゴが働くと、そこから動くのにわかりやすい言い訳や理由が必要になるのです。
何か強力な目的ないと動けない。周囲の人に納得してもらえる理由がないとできない。
そう自分で自分に暗示をかけてしまうのです。自分から「動きます」「出ていきます」「やめます」と告げることができず、ずるずると引きずってしまうのです。
こんな時に、よく巷で言われる「強制終了」と「強制移動」という現象が起きます。
重い病気やケガをおったり、自分ではどうにもできない大きな問題が起きたり、事件や巻き込まれたり…云々。そこを立ち退かなくてはいけない出来事が起きてきます。
こうして嫌でも、今、手にしているものを無理やり払い落とされ、次の場所に行かされるのです。
本当は、強制的に動かされる前に、自分から気づいてどんどん行動していくことが大切なんですよね…。強制執行を食らってから動くのでは、切羽詰まっているため、かなりつらくて大変な思いをしなくてはいけません。もっと傷が浅いうちに、サクサクと気づいたことを行動に移していくこと…、これが重要だと思います。
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実は私も、今年の後半は、体に不調が出てきて、いろいろ病院に行きました。
結果は大した病気じゃなく、服薬して治ったのですが、それまでの間は「大きな病気じゃないか」と驚くほど派手な症状が出てきて、そのたびに病院に行く…という感じでした。一つ治ると、別の場所にまた新たな症状が出てくるので、出てくる症状に合わせていろんな科へ順番にかかりました。
でも、これは「私の体に注意を払いなさい」「体の感覚を大切にしなさい」のメッセージのほかに、その病院やスタッフの皆さん、また待合室で偶然私と同席していた他の患者さんに、私のエネルギーが必要だった…ということだと思うのです。
それが何に効くのか?とか、どういう効果があるか?…なんてことは別に関係なく、その場所のエネルギーの調整と浄化のために、私がそこに行く必要があった…ということです。それで呼ばれたのだと思います。
ただ病院だと、病気にならない限り行くことはなのいで、それで私が「病院に行かなきゃ」とビックリして駆けつけるような症状が、次々と出てきたのだと思います。
こういう時は抵抗したり拒絶したりせず、また怖がったり嫌がったりせず、淡々と病院に行って診察を受けてくる…。それでいいのです。
意味や理由なんて、私にはわかりません。
ただ、必要だから行ってきた。…これが「宇宙の意図を生きる」ということです。
また言い方を変えれば、「宇宙の仕事のお手伝いをしている」…ということです。
私がそこに存在するのは、そこに私のエネルギーが必要だから。
だからここにいる。
ただそれだけなのです。