森の中の大きな木2~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

もっとシンプルに、いったん手を休めて「本来の自分」に立ち戻りましょう

先週末の夜、東北から関東にかけて大きな地震がありましたが、皆さま大丈夫でしたでしょうか?

まだまだ揺れが続いているそうで、現地にお住いの皆さまは気持ちが安定せず、いろいろ大変だろうと思います。どうか早く落ち着いてくれることを心から願うばかりです。

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今回のこの地震、聞くところによると10年前の大震災の余震だそうです。「10年」という歳月は人間にとってはとても長くて重い年月だけど、地球や宇宙という大規模な視点に立って見れば、この10年は「ほんのちょっとした時間」でしかないのですね…。

地球も今は大きく変化している時です。

これからも、こうした大きな変化は続いていくのだろう…と思います。

いつ我が身です。私も大きな出来事に遭遇するかもしれません。

そんな時は、慌てず落ち着いて冷静に…どんな現実もありのままを受け止め、現実的に対処していくことを心掛けていきたいものです。

 

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コロナがあり、天災が起き、いろいろなことが起きます。

今もそれは進行形です。止まることはありません。

必要な所へ、必要な経験がもたらされていきます。

 

以前のように、集団で同じ体験を得ていく…ということは少なくなり、これからは個々に応じてその人の魂が必要な経験がもたらされていきます。

ですので、以前のように世の中の今後の流れや全体的なことを予見することも難しくなりました。この先のことが全く予測もできないし、勿論、過去のデータも通用しなくなりました。これからは、すべてが個人の「わたしはどうしたいか?」という意思に従ってその人の世界が創造されていく…ということです。

だから、自分はどう生きたいのか?どうしたいのか?がすごく大事なんですよね。

純真に正直に「自分は何がしたいのか?」が問われるのです。親や社会が決めたことに従うのではなく、魂が欲すること、心が望んでいることを自分で選択していくのです。そして実際にやってみることが大事です。

ここは三次元の世界だから、物事を動かしたいのなら、力を加えて物質を動かさなくてはいけません。自分の人生も未来も、自らが動き、自分のエネルギーを使って活動しない限り、1ミリも動かない…ということです。

自分を変えたいのなら、自分が動く。これが基本なんですよね。それを忘れている人が結構いて、何か起きる度に感情的になったりパニックを起こしたり…等。一歩もそこから動きもしないで、頭で考えたことを外に向かって叫び続け、思考で世界を動かそうとしているのです。

 

 

今、世間で流れている噂や流布している情報、またまたマコトシヤカに囁かれている陰謀説なんてものも全部ひっくるめて(汗)、人間が流している情報は全て「発信しているその人の主観」なんですよね…。

そして、誰が流しているのか?発信元は誰か?を見て、「この人なら信用できる」と信じる人が発した情報を受け取り、自分の脳にインプットしている…。単にそれだけのことなんです。

要は「信頼している人からの情報」を真実だと信じて受け取って、自分に取り込んでいるということです。

 

でも、どんな情報も、受け手の知的レベルや理解能力によって、それぞれで全く異なる受け止め方をしていきます。

どんなに発信者が誠実な人で、自分の真実を丁寧に説明し、誤認や誤解がないように慎重に気をつけている人であっても、受け手の質によって如何様にも話が刷り代わり、間違った受け止め方をされたりするのです。

例えば、同じ話を聞いていても、ある人は「Aだ」と思い、ある人は「Bだ」と感じ、ある人は「Zなのか」と驚き、ある人は「これはPなんだ」と自分の都合のいいように話を作り変えて脳にインプットする…。まさに今の世界はそんな状態です。

もうぐちゃぐちゃなんですよ。

 

確かに昔から、人間の認知力と理解力の差によって、誤認や誤解は何度も繰り返し起きてきました。

でも、昔は人から人へ伝えられていくなかで、誤認や誤解があいまいな形に変化して立ち消えたり、誤認の毒が薄れてマイルドになったり、誤認について論じ合っているうちに正しい方向へ修正されたり…等。そんなことが多々ありました。その件について詳しく調べた人じゃなきゃ触れることなく終わったこともたくさんあったのです。

 

ところが今は、ネットを介して誤認や誤解がそのままオープンに世間に晒されている…という状態です。

だから、どんな人もネットを開けば、嫌でも目や耳にに入るので、知らなくても済むことまで知ることになり、ますます感情的に揺さぶられるようになったんです。

そこからまた新たな誤認や誤解、勘違いが起こり、どんどん拡散されていきます。

 

こうして、多くの人たちが、自分たちの認知力の低さや人間性の未熟さからくる誤認や誤解に気づくことなく、自分の勘違いや誤解・誤認を「これが正しいのだ」と信じ込み、どんどんネットを介して社会にばらまいています。

それを受け取る人たちも、「どちらが正しいのか?どちらが間違っているのか?」にこだわりすぎていて、正義であり続けるには味方を増やすことだ!と、多数決の理論を持ち出して、自分の意見を信じる信者を増やそうと躍起になっています。

そのうちに「正義はどっちだ!」で敵味方に分かれ、敵への憎悪を募らせ、社会を二分するような「無駄な戦い」に自分のエネルギーをつぎ込んでいるのです。

 

正直なことを言うと、世界はもうハチャメチャなんですよね(汗)。

 

脳の誤作動による誤解・誤認・勘違いを「正論」として一生懸命に発信しているのです。それに群がる人たち、食らいつく群衆、噛みついて食いちぎって散々食い尽くしたら、次の新しい餌食を探すのです。その様子はまるで「餓鬼」そのものです。

 

そこに、古いシステムのやり方を今も一生懸命に忠実に実践している人たちもいて(お金や数を増やすことに集中しすぎている人たち)、その人たちも、ある意味、過去の成功パターンに縛られて、成功への「こだわり」が手放せずにいるのですから、脳の暴走と誤作動を起こしているのと同じ状況なんですよね。

 

SNSに行き詰まり感を感じるこの頃。

俯瞰して社会を客観視してみると、脳だけが大きく膨張し、手足や体を動かすことが減り、金と名声を欲することだけにエネルギーを費やしている人々がまだたくさんいます。

 

もっと地に足をつけて、大地を踏みしめて生きていくべきなのに、思考だけで生きていこうとするのですよ。思考だけで成功を得て、人を支配し、世界を牛耳りたいと思っている…。そんな人たちが次から次へと溢れ出ているような感じ。人間がますます自然から大きく乖離していくのを感じます。

 

自然の一部であった人間が、自然との調和を忘れ、自分の肉体を自然の一部分として扱うことを止めて、脳だけを膨張させて生きているのを見ていると、人が「自然界の人間」として生きるための最後の一線を越えたとき、破滅がくるだろうな…と思うのです。

 

きっと神は人間に本来のあるべき姿に戻り、自然の一部分であったことを思い出させるために、脳で考えすぎることを止めさせ、とことん身体を使い、体の感覚や感性を研ぎ澄ませるような体験をガツンとお与えになるだろう…と思います。

それが、「今」なのかもしれません。

もう脳を膨張&暴走させることを止めて、もっとシンプルにいきたいものです。

身体をもっと動かしましょう。しっかり呼吸をして、太陽の光を浴びて、植物や動物たちとふれあい、自然の風に吹かれて、自然の恵みをシンプルに味わいましょう。

ただ受け入れて感じる。それで良いのです。

脳だけに頼る生き方はどこかで必ず行き詰まります。

私たちは自然の一部分です。ここで立ち止まり、脳の奴隷と化した手をいったん休めて、「本来の自分」に立ち戻ることです。自分の中の「自然」を取り戻しましょう。
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