森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

「本当の自分」の感覚と感性を取り戻す

 

今日はお盆。

雨雲がようやく抜けて雨が止んだので、「今のこの曇り空のうちに…」と急いで我が家のお墓参りに出かけてきました。

毎年お盆休みの日であっても、割とひっそりしている墓地なのに、今日は珍しくお参りに訪れる人が多くて、いつもと違う様子にビックリしました。

きっと皆さん、雨が止んだタイミングで慌ててお墓参りに出かけたのでしょう。それで同じ時間に墓地に人が集中したんでしょうね。

そうそう、お墓参りにマスク…。どうしようか悩んだのですが、念のため持って行き、この人の多さを見て「正解」だったと思いました。

今日は朝から気温が低めで、お墓に行った時の気温は21℃。涼しいので、マスクをしていても全然暑くはなく、その点はとてもありがたかったです。

他の参拝のご家族も、みなさんマスクを着用。

こうして雨に濡れることなく、無事にお墓参りを終えることができました。

 

その後、いつもなら、他のお墓(私の実家や近い親戚のお墓)も車で回ってお参りするのですが、山の方にあるため、豪雨の直後ということもあり、今回はお参りを断念することにしました。

 

九州から中国地方、そして日本海側に豪雨被害をもたらした雨雲は、今、関東へと流れていき太平洋側に停滞しているようです。

どうぞ皆さま、お気をつけてくださいね。

 

◇◇◇

 

今、日本だけでなく世界各地で自然災害が起きています。

水害、山火事、そして地震。

人間の思考の範囲内に収まりきらない大きなことが次々と起きています。

今までは、大体の流れが予測できたのですが、今は「決まり切った定型のパターン」というものが崩壊していて、予想通りに物事が進んでいく…ということが一切なくなっています。

期待した通りには物事は進まない

これを私たちは身をもって学ばされています。

 

 

「自分は大丈夫だ、絶対に危険なことには遭わない」…と信じ込んでいても、その期待すらも、いとも簡単に吹き飛び、瞬時に危険な状態に晒される時なんですよね。

 

人間にとって「危険な状態」だと感じるシーンでも、天から見たら「ただの経験」です。経験不足な人ほど、いろんな経験を与えられ、突き付けられ、臨機応変に対応する力を鍛えされられます。

なので、慢心しないよう、心して「いつ何が起きても、私はちゃんと現実と向き合い、現実的に対処して乗り越えていく」と決意してください。

 

今の暮らしを楽しみつつ、万が一の時には、サッと立ち上がってサバイバルへと突入していく…。そんな覚悟と潔さを持ってください。

 

 

緊急時に、最も大事なことは「腹をくくっているか?肝が据わっているか?」です。

自然の猛威の中では、学識も学歴も肩書もキャリアも年収も…世間で重要視されている要素は全く通用しません。むしろ邪魔なくらいです。危険の中に放り出されたら、理性と体力と直感と行動力…これだけが頼りです。

 

ですので、今まで当たり前だったことが当たり前にできなくなった時、今まで通りのやり方で上手くやろうとするのではなく、思考をパチンと切り替えてくださいね。

 

従来の「豊かで恵まれた人間社会」のやり方や思考から、自然界で生き抜くための意識と感覚へ…シフトチェンジするのです。

 

 もう少し具体的に説明しましょう。

 

人間社会では通用することでも、自然の中では全く歯が立たないことがたくさんあります。そんな時、とても頼りになるのが「野生のカン」なんですよね。

 

五感を研ぎ澄ませて、自分は今、何をすべきなのか…を感覚的にキャッチして、行動に移していくのです。

 

人間社会の常識で見たら「おかしい」「間違っている」と陰で笑われたり嫌がられるようなことでも、自然の中で生き抜くなら、これをやるしかない…ということが多々あります。自然の中でも「建前」や「常識」や「世間体」を守ろうと無理してそれらを押し通していたら、最悪、命を落としてしまうようなこともいっぱいあります。

 

いざという時には、いつでも「世間体」「人目を気にする気持ち」「罪悪感」などはサッと振り払い、野生の感覚にシフトしていく勇気を持ってください。

そして、自分の直感をとことん信じて、それを行動に移してください。

 

 

もっとシンプルに、もっとクリアになることです。

 

野生の直感を取り戻そうとしている最中は、最初からうまくいくことは少なく、当然のごとく「トライ&エラー」が起こります。

でも、日本社会の常識だと「失敗はダメ」ですが、自然界では失敗も大切な学びの経験です。ですので、失敗をおそれず、失敗から学びと気づきを得ながら、自分の感覚をチューニングしてみてください。

その時、他人と自分を比較しないように…。自分の感覚は他人のもとのは異なります。ですので、自分の感覚を一つ一つ確かめながら、自分のカンを研ぎ澄ませてください。

 

 

更に、私たち現代人は、複雑な人間関係を潤滑にするため、また、面倒な人間社会を無難に生き抜くために、自分の心や思考に世間体・罪悪感・プライド・義理・しがらみ…等を分厚くまとっています。これらも自分の頭の中から削ぎ落していった方が、直感が働きやすく、また行動しやすくなります。

「人から好かれたい、嫌われたくない」という気持ちを手放して、すっきりシンプルになってくださいね。

 

多分、自分の直感の通りに動こうとすると、自分の心の奥からネガティブなもの(罪悪感や世間体を気にする気持ち)がドバーと溢れてきて、自分の行動を制限し邪魔してくると思うんですよ。

でも、そのたびに「私はこんなことにずっと縛られて生きてきたんだなぁ…」と気づきの糧にしてください。自分の中にある抵抗勢力に気づいたら、その度に「私はもうこれは要りません」と心の中できっぱり宣言して、頭の中から消去していくと良いと思います。

 

◇ 

 

新しくチャレンジするたびに、心の奥から出てくるネガティブな感情を振り払い、ネガティブな思考を踏み越えて、今までやったことがない新しいことにチャレンジしていく…。これが自分の殻を破る「突破口」になります。

この突破口を幾重も幾重も繰り返し体験して乗り越えていった先に、「本当の自分」「本来の感覚」があります。根気に根気に…コツコツ取り組んでくださいね。

 

 

 これからも、予期せぬことが次々と起きるだろうと思います。

起きたことに対して、いちいち感情的な反応をするのはエネルギーの無駄なので、もうやらない方が得ですよ。

 

来るものは、来る。

やらなきゃいけないことは、やらなきゃいけない。

逃げても逃げても追っかけてきます。

もちろん、みんな平等に与えられます。

ならば、立ち向かってやるしかありません。

どんなに腹を立てても、どんなに嘆き悲しんでも、来るものは来るのです。

 

怒りをぶつける暇があるなら、生き抜くための「野生の感覚」を早く取り戻しましょう。涙を拭いて自分を奮い立たせて、生き抜くために立ち上がりましょう。

 

今、多くの人々が、このどうしようもない状況下を生きていく中で、人間の力では全くコントロールできない世界を体験し、そこから少しずつ少しずつ「野生の感覚」を取り戻しつつあります。でも、まだ昔の古い価値観や思考に縛られて、いつまでたっても自分の古い鎧が脱げず、素直な自分を出せない人もたくさんいます。

 

素直になれない人、自分を変えられない人は、どんどん取り残されていくでしょう。

でも、自分を変えられない人は、取り残された世界で生きていく…という選択を、「素直になれない」という形を押し通すことで、「私はこうして生きる」と宣言しているようなものなんですよね。だから、もうこれってどう仕様もないことなのです。

 

 ◇

 

いろんなことが起きている現在。

もう、昔の価値観を身にまとって、世間体を気にしながら、従来通りのパターンに沿って生きていく…なんてことは、不可能な時代なんですよね。

世間の常識を物差しにして、目の前のことを「いい・悪い」とジャッジするのではなく、自分の素直な感覚で「わたしはこう感じる・こう思う」と表明できるようにしておくことが、これからは非常に大事だと思います。

そのためにも、自分の感覚・素直な気持ちを取り戻してください。

建前ではなく、また、刷り込まれた意見のリピートではなく、自分は素直にどう感じるのか…。自分の本当の感覚をしっかりつかんでおいてくださいね。

 

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 Canvaで画像を作ってみました。雨が止み、この空のような美しい虹が見られることを願っています。