今日は久しぶりに朝からいいお天気で、夏らしい暑い一日でした。
でも、午後から少しずつ黒雲が増えてきて、夕方には猛烈な雨が降りました。
約30分くらい激しくザーザーと降り続き、風もかなり強かったです。横殴りの雨があった後、雨は静かにやんでいきました。今は何事もなかったかのように、ケロっといつもの夕焼け空です。
昔はこうした雨のことを「夕立」と言いましたが、今は「ゲリラ豪雨」と言いますよね~。ちょっと言葉が異なるだけで、イメージが全く違うものになるから面白いです。
あんなにひどく降っても、天はいつもカラッとしています。私たち人間に対して媚びを売ったり、忖度したり、あるいは、変な罪悪感を抱いたり、世話を焼いたり…なんてことは一切ありません。
降りたい時に降り、晴れたいときに晴れる。
潔くて気持ちが良いです。
それに私たち人間も、雨が降ったからとか日照りだとか言って、お天気に対して個人的に怨みをぶつけることはしません。どんなことがあっても、自然を前にしたら、黙って従わざるを得ません。
みんな「天気なんて、こんなものだ…」と、いい意味で諦めています。
だから、お互いに「仕方がない」と割り切れるんですよね。
スッパリ割り切れるから、天気に対してネガティブな感情も湧いてきません。どんなに憎んだり恨んだりしても、相手(天気)を変えることはできないから、天気に関しては受け入れるしかないんですよね。
状況をただ受け止めて、状況に対して対処していくのみ。あとは、自分の心の持ち方を変えるしかありません。
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だけど、これが人間関係になると、「あの時、あんなに酷いことを言ってたのに…」とか、「以前、こんなことをしていたのに…」と言って、過去のことをいつまでも根に持ち、ウジウジと悩んだり、昔のことを持ち出して怒りをぶつけたり…なんてことが多々あります。
人との関係も、お天気と同じで(ひどく雨が降るときは、雨に対処し、カンカン照りで暑い時は、暑さと日照りに対処するように)、その都度その都度、その時の状況に合わせて対処していくしかない…と思うのです。
嫌なことを言われたら、その場で「嫌だ」と正直に伝えること。
嬉しいことをしてもらったら、その場で「ありがとう」と素直な気持ちを伝えること。
本来は、これが基本だと思います。
こんな感じで、との時々に自分に正直になって、素直な気持ちで対処していくことが、人間関係において一番ベストな方法だと私は思います。
後で「伝えておけばよかった」と後悔することがないよう、遠慮しないで正直なコミュニケーションをしていきましょう。
そして、その場&そま時々で、きちんと完結していくような付き合い方をしていきましょう。
日々、そう心がけていけば、あまり対人関係で悩まなくなりますよ。
自分に正直になることを恐れないでください。
その都度その都度、完結していくような人付き合いをしていると、もう済んだこと(過去)に執着しなくなります。
逆を言えば、完結できていないから、いつまでも執着しちやうんでしょうね。要は「成仏していない」ってことです、あなたの気持ちが…ね。
過去のことに心を執着させるのではなく、「今この時」をしっかり生きる。
これを心掛けていくことが、とても大事です。
常に「過去」を手放していくような生き方が、自分をアップデートさせていくことに繋がっていくのだと思います。
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最近の私も、少し前のこと(例えば、前の日のこと等)も、「過去」として扱うようになりました。
昨日のことでも、「今この時」を意識して生きていると、鮮度が落ちてと古さを感じるんですよね。
昨日、「Aが好き」と言っていても、今日になれば「Bが好き」に変わっているかもしれないし、また、明後日になれば「Cが好き」に変化しているもしれません。あるいは、数分後には、全く異なる「Zがいい」と感じるかもしれないのです。
それくらい、人は変わりやすいものです。今、世の中の流れも大きく変化し続けているように、人の心も同様に変わりやすいです。
でも、気持ちが移ろいでいくことは本来は自由なことだし、実はみんな流動的であるはず…なんですよね。
本来、人も、人の心も、みんな移ろいやすく変わりやすい存在なのですよ。
なのに、どこからか「永久にAでなくてはいけない」「ずっとこのままBでいなくてはいけない」とみんな刷り込まれきて、コロコロと変化していくことは悪いこと・ダメなことだと思い込むようになったのです。
でも、今のコロナの状況を見ても、変化しないほうが不自然であり、無理があるように感じられます。
「決めた通りに進まなくてはいけない」「決められた通りの道を進まなきゃいけない」…というのは、もう限界なんですよね。
これを機に、みんなが自分の生き方や価値観を大きく変えなくてはいけないのだと思います。