忙してく大変だった夏が終わり、いつの間にやら9月になっていました。
忙しいといっても、今回は他人事に振り回されて…の忙しさではなく、100%自分が原因(健康問題)の忙しさだったので、通り抜けた今は、いろんな気づきや学びがあり、清々しさすら感じています。
今、しみじみ感じることは、他人の成功体験を聞いて「そうかそうか、私もそうすれば良いんだな」と安易に真似してみても、決してうまくいかないだろうな…ってことです。
人の成功体験を聞いて、同じ結果を期待しても、同じような「いいこと」が得られるとは限らず、結局はその人の成功体験でしかないんですよね。
この逆も然りで、他人がこの方法をやってみて良い結果が得られなかった、ダメだった…といって、じゃあ自分もダメなのか?といえば、そうとは限らない。他人は失敗で終わったことでも、自分は逆にプラスの結果が得られるかもしれないし、想像していたのとは異なる面白い結果を見つけるかもしれません。
つまり、「みんなが全く同じ」ではない…ってことです。
他人がやっている様子を黙って横から観察して、それを良いとか悪いとか勝手にジャッジするのではなく、また、他人の結果を見て自分はどうするのか決めるのでもなく、最初から自分でも実際にやってみることが大切なんですよね。
こうして、自分の中で「これをやってみた時の結果」をデータとして集めていくしかありません。
だって、個々によって得られる結果が違うんですから。
「人と全く同じ結果を期待する」ってこと自体、無理があったんですよ。
ちゃんと一つ一つのことを自分で体験してみて、どうだったか?を確かめるしかないんですよね。
これからは、「他人の意見」に振り回されるのではなく、自分の直感で「これをやってみよう」「これは止めておこう」と決めていき、自分の判断でどんどん行動に移して体験して、試した結果を楽しんで体感していくことだと思います。
これ、自分で実験して、自分で結果を検証していくような感じです。
結果は自分がわかっていればそれでいいんだし、人にわかってもらおうといちいち他人に説明する必要もないし、失敗したらカッコ悪いとか人目を気にしなくても済むから、ホント楽ですよ。
自分で、自分にとって一番いいものを探っていく…。この姿勢で生きることが、これからは大事なんだろうな…と思います。
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以上のことは、今回の私自身の体調不調で、いろいろ対処していくなかで私がしみじみ実感したことです。
ホント、人は人。自分は自分。
特に体に関することは、自分の身体の声を聴くことが、一番の対処法だとつくづく感じました。
人から知識として「こうするといい」「あれはダメ」という情報をもらっても、それが自分には合わないことも結構あるし、自分のフィーリングにピピっとこないものもあるし、もっと突っ込んだことを言うと、自分の感覚で「これは首を突っ込んじゃダメだ!」とセンサーが作動するような(汗)…ちょっと信頼できないものも、世の中にはいろいろあります。
やはり、今の自分が直感的に「これがいい」と関心がもてるモノや方法が、一番自分に合っている…ってことなのでしょうね。
そう考えると、今までの社会は、テレビで「レタスが体にいい」と放送すれば、スーパーからレタスが消えて、また「ココアが健康に効く」と健康番組で報じられれば、やはりスーパーからココアが消える。…というくらい、みんな情報に振り回されてきましたよね。
全く同じ条件で同じ体質の全く同じ体を持つ人なんて、この世には一人もいないはずなのに、どうしてみんな同じものを食べたがり、同じものを飲みたがり、同じことをしたがっていたのか…?
客観的に俯瞰して見たら、めっちゃ異常な世界だったな…と思います。
そういう私も、過去に刷り込まれてきた健康情報に、思考が支配されていたわ!と、今更ながら気づかされたのでした。
情報も、時に私たちに未知の世界を知らせてくれる大切な役割があるので(情報がきっかけで、新たに出会うモノ・人・世界がありますから)、決して悪いことではないんだけど、そこだけにのめり込み、自分で確かめもしないで妄信してしまうことが危険だ…ということです。
「情報」に前のめりで依存し、頭からコテコテに信じ込んでしまうのではなく、「情報」とは大人の付き合いでいきたいですよね。
適度な距離感を保ちながら、そこから自分にとって必要な情報を抽出し、自分のアクションに役立てていく。…そんな感じでいきたいと思いました。