森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

もう元には戻れない

今日も秋晴れ。清々しい一日となりました。

ブログの更新、久しぶりです。

 

実は昨日まで、用事が連日入っていて忙しく、ずっとバタバタしていました。

でも、忙しい中でも、小さなチャレンジがあったり、懐かしい人との再会があったり、取り組んできたことの成果が現れたりして、ある意味、充実した一週間でもありました。

 

世の中を見渡すと、コロナはまだ流行中だけど、人々の意識や社会の動きは確実にアフターコロナへと移行しているのを感じます。

 

そして私自身も、何かの折にふと「今の私は、もうコロナ前の私ではないんだ」ということを実感するんですよね。

コロナによって社会が大きく変わり、私たちのライフスタイルも変わらざるを得なかったのですが、結果的にはこの体験が、今までの自分たちの「当たり前」を見直す良いきっかけになったんじゃないか…と、最近強く思うようになりました。

 

今まで当たり前だったことが「当たり前ではない」という現実を突きつけられ、急にサバイバルのような世界に放り出されたような日々でしたよね。

 

そんな世界を必死に生き抜いてきたら、自然と、もう「今までの当たり前」に甘えたり依存してはいけないのだ・・・、いやできないんだ・・・と、自覚するようになりました。

 

振り返れば、私たちが長い間「当たり前」と思っていたことは、『安心・安定・安全』を第一に考える先人たちが築いてきたものであり、それは絶対的なものではなかったのですよ。

つまり、安心して暮らせるステムや決まりを、私たちの先人が作ってくれた・・・ということです。


そして、そんな安心・安全な世界に生まれ落ちた私たちは、先人の努力と苦労の上に成り立っていた「当たり前」のものを、空気や水のように「あって当たり前」という感覚で湯水のように使い続けてきました。

安心・安定・安全の世界の中で、何不自由なく生きてきたのです。

 

 

生まれたときからあったんだから、これが「普通」で「当たり前」だと思ってしまいますよね。

 

こうして、私たちは「当たり前のこと」に対して、決して消えることがない確定的な存在だ…と絶大な信頼を寄せてきたのだけど、それも、コロナによって「みんな有限なんだ。いつかは消えるものなのだ」と、気づかされたように思います。

 

 

そうなると、もう今までのように「いつまでも絶えることなくあり続けるもの」と思って全身でもたれて頼り切るのは、非常に危険なことです。

昔の人が「常ならむ」と言っているように、この世には「ずっと常にあり続ける」ものは何一つ存在しない…ということです。

 

ならば、いつまでも既存のものにもたれかかって甘え続けるのではなく、少しずつ「自立」していくつもりで、自分の生き方を見直すことが必要だと思います。

 

 

そんななか、少しずつ社会が動き始めて、人々の往来も復活しました。


前と同じに戻ったように見えますが、しかし、もうコロナ前の頃のような感覚・意識・気持ちはありません。

 

コロナ禍をかいくぐって生きてきた結果、私たちは「以前の私」ではなく「新しい私」になったんですよね。

 

コロナ禍も人生経験の一つとして体験したからこそ、以前とは違う心の持ち方や価値観、人生観へと、全ての人々がそれぞれに変化したと思います。

 

それはまるで生まれ変わったようなものです。

もう元には戻れないし、前へと進むしかありません。

 

社会の「当たり前」が、当たり前ではなくなってしまった今、以前は何も感じなかった風景を、今の私は、心から「美しい」と感動し、また、自分に与えられる全てのものに対して「ありがたい」と心から感謝するようになりました。

 

また、以前の私なら言えなかったことも、今の私はハッキリ言えるようになったし、前の私なら判断に迷うことも、今の私は、自分を信じて決断できるようになりました。

 

少しずつだけど、自分自身が新しい時代にフィットする形で変容してきたと感じています。

 

そして、今自分がこうして生きていることを、「奇跡」と思うようになりました。

全てを「天からの恵み」だと感じられるようになりました。

 

おそらく地球規模の変革は、これからもまだまだ続くのでしょうが、このクレイジーな時代の中にいても、「美しいもの」「ありがたいこと」「うれしいこと」「喜び」「楽しみ」・・・・云々。そういうものをちゃんとしっかり受け取って、心豊かに生きていきたいと思います。

 

自分を軸にして、自分の人生を歩んでいきたい…と切に思うのです。

 

そう、これからのキーワードは「感謝」。

何かあるたびに「感謝」のエネルギーを感じて、受け取って、シェアしていく・・・。そんな自分でありたいと思います。

 

 

白川村の紅葉