冬から春へと季節が移り変わるときの、日によって寒くなったり温かくなったりする様子を「三寒四温」といいますが、ここ最近は、気温差が大きいですね。
確かに三寒四温なんだけど、立春から今日までを振り返ると、気温のアップダウンがす激しすぎて、この変化に身体がついていけず、ちょっとバテ気味です。
特に寒くなる時は、身体が無意識に身構えるせいか、あちこち緊張して強張り、痛くて大変なんですよね。
先行きが見えない不安も、身体をこわばらせ、心理的な面から身体のあちこちに力が入り、それが筋肉を硬くさせているのかもしれません。
春は近づいているけど、経済的な不安とか、将来の不安とか、人々の様々な思想や観念なんかが寄り集まって大きな集合意識となり、世界を黒く覆いつくしているような感じです。
これからますます社会の安定や安心は薄らぎ、消えていき、どんどんサバイバルのような世界へと変化していくだろうと思うのです。
そうなると、サバイバルや社会の変化を「怖い」と感じる人々は、ますます不安に陥り、心配と恐怖と怒りで心が凝り固まって、ネガティブなエネルギーを吐き出し続けるでしょう。
特に日本の場合、先人たちの苦労の末に「安心&安定&安全な社会」を作り上げてきたんだけど、今、この「安心・安定・安心」社会の過渡期に差し掛かっているような気がするのです。
豊かさと安全を保障してきたこの世界を、「窮屈で嫌だ」という人たちも多く出てきて、今や根底から大きく揺らいでいますよね。
また、「安心・安定・安全」社会をキープするためには、この社会に暮らす人々はみんな平等に画一的でなくてはいけなくて、そのため、規定通りに生きることを無言の圧力で強いられてきたと思うのです。
今までは、みんな「安心・安定・安全」のために、規定通りの生き方をしてきたけど、でも、もう最初から決められた枠の中に自分を押し込めることは無理だと感じる人が増えてきました。
規定に従って従順に生きられない人々にとっては、ただの苦痛でしかない…ということに、多くの人が気づき始めてきたと思います。
だけど、それでも「安心・安定・安全な世界は居心地が良くて好きだ」「みんなが守るべきだ」という人もいるし、「これが絶対的に正しい生き方だ」と固く信じている人もいます。
こんな両極端なエネルギーが、社会の中に混同して存在しているわけだから、そりゃあ不安定になりますよね。双方がぶつかり合い、新たな対立を生み出しています。
エネルギー的には大混乱状態なんですよね。
いろんな人がいて、いろんな考え方があり、いろんな生き方がある。
それを今は、素直に受け入れて認める時なのかもしれません。
これまで「安心・安定・安全」の社会だからこそ成り立ってきた自分の人生を、今一度見つめ直す時じゃないかな?と思います。
「自分の生き方」をちゃんとしてきたかどうか?
自分では、自分らしく生きてきたつもりでも、もしかしたら「安定」を手に入れるために、自分を犠牲にしてきたり、身近な人に我慢を強いてきたかもしれません。
老若男女問わず、本当にこれでよかったのか?
自分自身を見つめ直すときじゃないかなぁ…と思うのです。
- 自分の生き方は、もしかしたら安心&安定&安全の社会を成立させるために「こうすべきだ」と刷り込まれてきた価値観に基づいた生き方だったのではないか?
- 今まで自分の考えや自分の気持ちだと思っていたものは、もしかしたら刷り込まれた価値観をリピートしているだけであり、それを自分の意見だと思い込んでいたのではないか?
こんな感じで、自分を見つめ直し、自分を知る時だと思います。
そして、
「本当は、どんな生き方をしたかったんだろう?」
ここまでしっかり見つめ直してみることだと思います。
こんな感じで、一つ一つ自分を思い出していき、もしも「あっ!」と何か気づきが得られたら、今からでも遅くないので、自分の人生を取り戻すつもりで、やりたかったことや興味のあることにチャレンジしてみるべきです。
そうして自分の人生を歩み始めれば、不安や心配は薄らいでいきますよ。
また、社会の変化に対しても、「怖さ」より「好奇心」をもって正面から立ち向かっていけると思います。やがて、変化の流れに乗っかり、自由に気楽に生きていけるようになりますよ。
安定や安心を求め始めたら、ないものねだりで苦しくなるだけです。
そうじゃなくて、自由に柔軟に動いていける感性を持つこと。これが大事だと思います。
コーヒー辻占にはまっています。