4月になりました。
相変わらず世界は混沌としていて落ち着かない毎日です。社会も個人でも、今まで通用していたセオリーは全て解除されてしまい、何でもありの無礼講状態です。
いやいや、今までも水面下では無礼講の状態が延々と続いていたのかもしれません。ただ、公には見えてこなかっただけで…。
今は、これまで隠されてきたものが順次、根元から掘り起こされて露出し、全て可視化されています。今まで突き通してきた嘘も隠し事も、全部丸見え状態です。また、この混乱に乗じて、偽情報やフェイクニュースも散々飛び交っています。
そんな状況の中で、たまたま掴んだ情報によって感情的な反応が引き出され、敵対したり憎悪の感情を燃えたぎらせる人が結構いるんですよね。これが世界の分断につながっています。
また、これとは逆に、目の前にポンと出てきたことに対して「どうリアクションすればいいのか?」がわからず、反応の仕方で困っている人もいます。特に、ずっと優等生で生きてき人ほど「ここは怒ればいい場面なの?それても許してあげる場面なの?」と迷ってしまうようです。自分が感じたことを素直に表出していけばいいのに、ついつい「周囲が喜ぶ模範的でおりこうな反応」を模索し、それをしようと一生懸命がんばってしまうのです。結果、作った反応をしているだけで、自分の本心は1ミリも外に出していない…という状態なのです。
こんなカオスな状態の中を生きていかなくてはいけないわけですから、本当に大変ですよ(汗)。
揚げ足を取られたり、余計な邪魔が入ったり、もう少しでゴールという時に目前で台無しになったり…等々、気が滅入るときも多々ありますが、今再放送中の朝ドラ「カムカム」風に言えば、『それでも人生は続いていく』…なんですよね。
何が起きても、どんな状況の中でも、自分の人生は静々と続いていきます。
それならば、混沌とした世界にいても、自分の人生を輝かせることを何か一つでもコツコツ継続して取り組んでいく。これが今すごく大切なのではないか…と思うのです。
コロナ禍を経て世界が大きく変わり、もう私たちを陰ながら守り導いてくれた存在達は消えてしまい、私たちは自分たちの力で自分の人生を切り開かなくてはいけなくなりました。
もう見えない世界の存在にお伺いを立てる必要もなくなったし、護ってもらうために何かを捧げる必要もなくなったし、変な言い方をすれば、もうスピリットに媚びなくてもよくなったのです。私たちは自由になったのです。
人間関係など様々な悩みに対して、祈ったり願ったり、天にお願いすることで「ご利益」として自分の代わりに手を打ってもらう…というのも、もう無くなり、今は自分の悩みに対しては、自分で「どうしたいのか?」を決めて、それに合わせて必要なアクションを自分で起こしていくしかありません。つまり、自分が行動した分だけ物事が動くということです。1ミリ動けば、1ミリ分の結果が得られる…ということです。
以前なら、自分が何かアクションをおこせば、目に見えない世界からのサポートを受けられて、自分が動いた分以上の「プラスαの収穫」も見込めましたが、それも今は無しです。今は自分がやった分だけ、自分が刈り取るという形です。そう考えると、以前はすごく優遇されていましたよね笑。スピに目覚めたというだけで、何か特別なものを得られた気分を味わえたり、高揚感が得られました。
でも、そういう夢のようなひとときは、もう完全に終わったのです。あの頃を振り返ると懐かしい気持ちでいっぱいになりますが、もうあの頃のような魂の歓びに溢れた光り輝く日々は二度と来ないし、もう戻れません。
その代わり、自分の身体と上手に付き合いながら、自分の人生を充実させて図太く生きていく。これしかない…ってことです。
まぁ、実践主義&現場主義の人には、ようやく自分の地力を自由に発揮する時がきたわけなので、今は開放感ややりがいを強く感じているのではないかと思います。
4月に入り、新年度がスタートしました。
今年度について夢や憧れを心に抱くことももちろん大切ですが、その一方で、地に足をつける…グラウンディングをしっかりやってください。実直に自分を磨いて、自分の地力をつけて、実績をきちんと残していく。そんな日々を心がけてみてくださいね。