森の中の大きな木2・思いを綴る 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

自分に正直になる

先日、こちらの記事にも書いたのですが…

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今,いろいろ気になる現象が次々と起きていて、私も心を痛めているのですが、こうした一連の出来事(目に見える範囲で起きていること)の全ては、私たちへの警鐘であり「早く気づいて行動に移しなさい」のメッセージなんだと思います。

全てにおいて共通していることは、私たち日本人は「我慢と沈黙は美徳」という価値観を捨て、これからは「心に感じたことは、その場で口に出して言葉で言い表す」なことが必要だ…ということです。

はっきり「NO」と言える自分になるために、あるいは、「私はこうしたい」と自分の意思を相手にはっきり言える自分になるために、もう我慢の限界ギリギリの状態が与えられているのかもしれません。

それでもまだ、相手とのトラブルを恐れて無言を貫いたり、攻撃や報復が怖いからと我慢し続けるとしたら、それは「私はこの状態でOKですよ、認可していますよ」のサインを送っているのと同じです。相手のやり方に対して、それを許して肯定しているのと同じということです。

人というのは、相手から「それはダメ」「無理です」と否定や拒絶をされたり、はっきり断られることで、『相手は自分と異なる人格を持っていて、自分と相手との間には境界線があり、その境界線を越えないよう節度を持って人と接しなくてはいけない』ということを学びます。

ところが、自分の振る舞いや言動が全て「何でもOK」で許されてしまうと、ストップをかける者がいないってことなので、どんどん図に乗って暴走するんですよね(汗)。

相手と自分の間の境界線があいまいになり、相手の気持ちを頭から無視し、やりたい放題になったり、自分の勝手な要求や意見を押し付けるようになるのですよ。しかも、それが悪い事とは思っていなくて、相手は何も言わないから、これで良いと学習するんですよ。

そんな無敵の人となった相手に対して「逆らうと怖い」という気持ちになり、ますます黙認したり、無視してスルーし続けてしまう…。すると、相手はますます「これで良いんだ」と間違って受け取るので、さらに言動がエスカレートしていくのです。

これ、日本人と外国人との間のトラブルだけだと思うかもしれませんが、日本人同士でも結構ありますよ。もっと細かくいえば、家庭内や学校や職場、地域社会でも普通によくあることです。

今、日本の中でもどこにでも、暴君のような存在がいて、どんどん言動をエスカレートさせていて、身近で見ていて目に余ることがありませんか?

そして、たいていの場合、周囲の人々は「大人の対応」として、そういう輩とは距離を置いて一切関わらないようにしていたり、何か言うと面倒ごとに巻き込まれるから嫌なことをされてもじっと我慢して耐えていたり、適当な相槌をうって深くかかわらず黙認していたり…等々。仕方がないから接しているけど、本当は嫌で嫌で仕方がない、という感じではありませんか?

こういう状況がずっと続いていて、「もうこれは仕方がないことなんだ」と半分諦めの境地で我慢し続けていて、この問題を未来に先送りさせている…。そんな感じだと思います。

今までは、この状況下でも、我慢して何十年か耐えていれば、いつか自分の辛抱が報われて、良い時代が来る…と信じられてきましたが、今はそれはNGですよ。相手がくたばるまで待つ…なんて言ってたら、地球も自分も持たないかもしれません。

自分に我慢を強いたまま、問題を未来に先送りしても、何の解決にもなりません。今の自分が苦しむだけです。

こんな感じで、今は自分に無理や我慢をさせるのではなく、自分が幸せになってくれる方向へ進む時なのだと思います。

自分が今抱えている問題や課題に対して素直な気持ちになり、感じたままを行動に移していけばいいんです。自分の感覚や本音とちゃんと向き合い、逃げないで正直に対処していきましょう。

緑が美しい季節になりました。