森の中の大きな木2~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

プライドを手放したとき、真の「心の強さ」が育まれる

前回、こんな記事を書きました。

www.emiko258.com

 

同じパターンを繰り返しているいる人は、そろそろ気づいた方がいいよ。そして、もうそういうのは卒業した方がいいよ~。…というお話でした。

 

今回は、その続きです。

 

◇◇◇

 

【同じパターンを繰り返す人】は、「自分はどうしていつも同じパターンを繰り返すのか」ということを、一度立ち止まってじっくり見つめ直すと良いです。

そして、その原因について「他人」ではなく、自分自身のなかにその「答え」がないかどうか・・・を探していくと良いと思います。

 

意外と「自分を俯瞰して見つめ直すこと」が出来ない人、結構多いのですよ。

 

スピリチュアルを極めたいのなら、自分の心の動きを観察して、自分の中にある「バランスの悪さ」を見つけ出し、それらと向き合いコツコツ直していくことが一番の得策なんですよね…。本当は、この方が非常に手っ取り早くて近道なのです。

でも、大抵の場合、問題の原因を他者にすり替えて、自分を見つめることから逃げることが多いです。

 

自分と向き合うことを避けるから、核心から逃げることになり、結果、自然と自分の視点も横へ横へと流れていくため、焦点が定まらず、本質からどんどん離れていき、全てがずるずるとズレていくんですよね…。

 

だから、いつまで経っても問題が解決しないし、問題の核心すら掴めず、全く動かないまま「困った困った」と言って悩んでいるだけなのです。

 

じゃあ、何で自分を見つめることが出来ないのか?…といえば、ズバリ「臆病だから」です。違う言い方をするなら、「心が弱いから」ですよ。

 

 

心が弱いのいうのは、いざというとき腹がくくれない、覚悟を決められない、潔さがない。これを「心が弱い」といいます。見た目じゃないのです。決断して行動できるか否かです。

 

そして、心が弱い人は、特に自分自身に関することになると、何も決められないし、行動できません。他人の意見に流されて、他人の期待に沿って生きようとします。

 

他人に嫌われないために、他人の期待に応えようと一生懸命がんばります。自分よりも他人の意向を優先して、人から認められ、人に良く思われることに努めるのです。

 

要は「我慢強い」ということなんですが、それも「自分を粗末に扱うための我慢強さ」なんですよね。

 

その我慢強さが自分から目を背けて核心からずれていく根本的な原因なのに、その我慢強さを何故か、「私は心が強い」というふうに勘違してたりします。

 

人に対して臆病だから我慢して自分に無理を強いているのを、「私は強い」と思い違いしているのです。自分を粗末に扱うことは全然平気なんです。それで、ますます頑張っちゃうのですよ(汗)。

 

心が弱い人たちは、こんな風に「自分に対する感覚」がずれているから、自分の中にあるネガティブさや問題点を受け入れることも怖くてできません。

 

人のことを悪者にして責めることは簡単にできるのに、自分の中にある弱味や欠点を素直に認めることができないのです。

 

自分の中に弱味や欠点があると、それが原因で人から嫌われて非難されるのではないか…と思い込んでいます。

 

また、人に自分の弱味がバレると、そこをつけこまれ、人に利用されたり搾取されるのではないかと恐れたり。あるいは、未熟さをバカにされていじめられたり、差別されて不当な扱いを受けるのではないか…と信じています。

 

本当はその逆(弱味や欠点を自覚してオープンになった方が愛されるのに…)なのに、自分の弱味を隠さなきゃいけないと真剣に信じているのです。

 

この時、発動するのが「プライドの高さ」です。

 

同じパターンを何度も繰り返す人って、実は「プライドが高い人」でもあります。それも良い意味でのプライドの高さ(自分の尊厳を守る等)ではなく、コンプレックスからくるネガティブな意味での「プライドの高さ」です。

 

意外でしょうが、これホント。一見、良い人で優しそうに見えても、本質はプライドが高くて気が強い人が多いのですよ。そして頑固。

 

 

あまりにプライドが高すぎる場合、問題が起きたとき、軌道修正がスムーズに出来ません。軌道修正するには、自分が下した過去の選択&決断を「失敗」と認めなくてはいけませんが、それが嫌なのです。

 

プライドが高い人は、他人に弱味を見せることができないため、常に強くて立派でしっかりしている自分、成功し続ける自分でなければいけない…とそう信じています。それで虚勢を張ります。

 

でも、こういう生き方って、ご本人にとってはものすごく苦しくて大変だろうなぁ…と私は思うのですよ。

 

私たちは自分の課題をクリアにするために今世に生まれてきたのに、自分を見つめることから逃げていたら、どんどん魂が意図する生き方から離れていくことになります。

これは本当に辛いことです。

 

プライドが邪魔をして自分らしさが発揮できないのなら、そんなプライドは早く手放すべきです。

 

自分をクリアにすること。

裏表のないオープンな自分になること。

 

これ以上に最強なことはありません。ですので、これを心がけてほしいなと思います。

 

 

物事がうまくいかない、問題が起きている、そういうときは自分を変えるチャンスです。

上手くいかないときこそ、自分をじっくり見つめてください。もしも、自分のプライドの高さを感じたら、隠したり否定したりしないで、素直に認めましょう。

 

 

更に、そのプライドの高さが自分の足枷になっているのなら、そんなプライド、自分でへし折ってください。失敗を素直に認めて、ゴメンナサイと正直に謝れる自分になりましょう。

失態から恥をかく経験、とんでもないことをして叱られる経験、オッチョコチョイなことをして笑われる経験、そういうこともいっぱいしてください。

失敗慣れしてください。(笑)

そういうズッコケて三枚目の自分も普通に出して、自分をオープンに晒していきましょう。

 

みんなと一緒に笑って、何もかも笑い飛ばして、スコーンと蹴っ飛ばせばいいんですよ(笑)。そして後は忘れる。済んだことは忘れて、また明日、リフレッシュして頑張れば良いんです。

 

そうやって、不要なプライドは手放していき、自分をどんどん自由に解き放っていきましょう。

 

プライドをへし折って手放したら、勇気を出して「新しい流れ」にひょいと乗っかってくださいね。

勇気を持ってください。

 

 

ちなみに、プライドが高い人は、無意識に他人を責めたり自分を責める癖があるので、もう他人も自分も責めるのを止めることです。

 

ありのまま、ただ感じていきましょう。

 

体の力を抜いて、リラックスして、良い自分も悪い自分もなく、そのまんまでOKなんだと

自分を認めていきましょう。

 

ただそれだけです。

 

それ以上は何もしなくて良いから、ただ感じて受け止める。その繰り返しです。それで良いんだと自分に許可してくださいね。

 

別にいいじゃないですか(笑)。

カッコ悪くても、弱味だらけでも。

下手くそでも、未熟でも。

飲み込みが悪くても、鈍くても。

 

そういう自分も肯定的に受け入れられる人が、真の「心の強い人」なのです。

 

弱い自分をプライドで守ることを止めて、そのまんまオープンに晒していきましょう。

 

それが今、あなたにものすごく必要なのです。

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ちょっと一休み。「あいちトリエンナーレ2019」にて。