とても私的なことなのですが・・・。
実は、昨年の末頃からこの1月にかけて、「過去に知り合って当時は親しかったけど、今は全く会うことがなくなり疎遠になった人」と久しぶりに再会することが、ずっと続いていました。なんと、つい昨日も・・・(汗)。
こんな感じで、昔、知り合いになった人で、ここ数年間は音信不通で、その存在すら忘れてしまっていた人たちと、ひょんな場面でバッタリ会い、懐かしく話をすることが、とても多い時期でした。
でも、懐かしい人たちと再会している間、私は心の中で、何だか試されているような気分になりました。
過去の私は、今の私が振り返ってみても、かなり頑張り過ぎていたことがあり、そんな頃に親しかった人に会うと、会うたびに昔の自分に引き戻されるのです。昔の自分がフラッシュバックして、当時の感覚がリアルに生々しく思い出されてしまうのです。
ちなみに、昔の私は、自分にかなり無理を強いていました。社会のルールや常識に自分を適応させようと必死になっていました。
そんな頃に出会った人々と、今、再会する・・・。
それは過去の自分を振り返ることでもあります。
自分ではあまり自覚していなかったけど、当時はかなり辛かったし、しんどかったのですよ。
それを今、次々と湧き出てくる「生々しい過去の感情」を味わうことで、より強烈に感じました。
こんな酷い感情を抱えながら、本当によく頑張っていたものだわ・・・。過去の自分の真剣さと健気さに、思わず涙が出そうになりました。
もちろん、頑張って努力した分、それなりの成果を上げて、社会的にキチンと認めてもらってきたけど、でも、自分の本当の気持ちはアップアップ・・・無理のし過ぎで相当辛かったんだなぁ・・・と、そんなことを感じました。
そんな当時の気持ちが、昔の懐かしい人たちと再会する度に思い出されて、心の中はプチ修羅場です(汗)。焦るし、怖いし、逃げたくなります。
でも、この時、ふと、
- 「昔の自分」と「今の自分」の間に境界線を引く
- 「過去の自分」に感情移入しない
- 「過去の自分」と「今の自分」は全く別の存在として扱う
- 相手に合わせて当時の「昔の自分」に戻る必要は無い
- 「今の自分」のまま、相手と普通に接する
・・・ということを思いつきました。
そこで、これらを意識して、バッタリ出会った時に心がけてみたのです。
すると、当時、私が味わった「精神的な重苦しさ」「閉塞感」「責任の重圧」「逃げ場が無い辛さ」・・・等がフラッシュバックで蘇ってきても、この感情は、今の私には全く関係のないものとして、客観的に扱えたのですよ。
つまり、過去の感情が沸々とわいてきても、そこに感情移入しないで、「今の私とは全く別人の感情」「今の私のモノでは無い、他人の感情」として客観的に受け止めたのです。
すると、全然苦しくなく、むしろ新しい気持ちで、新しい人と新たに出会ったような感覚で、目の前に居る「昔の知人」と接することが出来ました。
これには自分でもビックリでした。
常日頃、自分のオーラの中に取り込んでしまった「他人のエネルギー」を、自分から抜いて自分のオーラを浄化するのに、「他人に感情移入をしない」ということを、私はいつも心がけているのですが、それが自分自身(過去の自分)にも応用できることがわかったのです。
この方法で、昔の知人と会って過去に引き戻されそうになっても、サッと客観的になり、「過去の自分の感情」と「今の自分」との間に境界線を引いて、どんなにネガティブな感情が出てきても、「昔はそうだったんだね~」でサラサラ受け流して、「それ何年前の話?今はもう違うのよ♡」で自分にツッコミをを入れてオチを作って、それで完了。
あとは目の前の昔の知人と、「今の自分」の感覚と感性で楽しく喋る、また喋る・・・。こうして楽しい時間を過ごして、「今の自分」で新しい関係を構築できました~。で、おしまい。
こんな感じで、今はビビること無く、過去の自分と向き合えるようになりました。
また、過去に出会った人々とも「人間関係のリセット」で、気持ちを切り替えて「今の自分」で接していき、新しいポジティブな関係へと昇華させています。
これ、今までの「心の持ち方」修行の総決算・・・なんでしょうね。
数年前の私なら、まだこんなことは(心が出来ていなかったから)無理だっただろうと思います。昔の人に出会っても、ビビって怖がって逃げ回っていたと思うのです。
でも、今は「受けて立つ」という気持ちで、爽やかに再会を果たしています(笑)。
そして、相手との関係も、もう一度、新しく作り直しています。
これも、「過去を手放す」ことなのでしょう。
ネガティブな記憶と感情を手放していきながら、自分の過去も整理していき、要らないものをどんどん手放しています。
こんな「手放し」もあるんだなぁ・・・と興味深く、コツコツ取り組んでいます。