森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

同情や感情移入では、相手も自分も救うことはできない

 

久しぶりの更新です。

前回の記事から今日までの間、プライベートで「新しいこと」にチャレンジしていました。

一年前には想像もしていなかった世界に、今の私は着地しているのですが、その「新しい世界」での新たな活動をスタートする…云々で、今日まで忙しく過ごしていました。

 

 

こうして「自分が今すべきこと」に集中していると、社会で起きている様々な出来事に飲み込まれず、【自分軸】をキープしたまま健康で居られますね~。それを、しみじみ実感しています。

 

特に今は、コロナや戦争など、今までの「安心・安定」を揺るがす巨大な出来事が連続して続いているため、人々の意識もネガティブに陥りやすいです。

実際に体験していなくても、それらに関連したニュースに少し触れるだけで、心が影響を受けてしまい、ネガティブな感情が掻き立てられてしまいます。

 

そうすると、世界の各地で個々が発しているネガティブなエネルギーが、世界全体を覆いつくし、ネガティブな集団意識が形成されるんですよね。

こういう想念のエネルギーって意外と強力なので、油断していると簡単に引き込まれてしまいます。精神的に引っ張りこまれると、自分でも自覚がないまま、心が摩耗&消耗していきます。

 

本来なら、もうすこしキチンと境界線を引いて、相手との間に適度な距離を置き、客観的かつ冷静であってもいいのに、周囲からの情報に巻き込まれると、まるで我がことのように出来事を受け止めてしまい、心がつらくなったり苦しくなることが多々あるのです。

 

しかし、今回は、(私の場合ですが…)「自分が今すべきこと」にエネルギーを注ぎ、集中して取り組んできたので、あまり集団意識のエネルギーの影響を受けず、心身共に健やかでいられました。

 

何でもかんでも、皆と同じように「同じ気持ちでいなくてはいけない」ということは、一切ありません。

心の持ち方は、個々に自由です。

だから、あまり周囲に飲み込まれず、どんな時でも「自分をしっかり持ち続けること」…これが大切だと思いました。

 

◇◇

 

ひと昔前の在り方だと、同情や感情移入が「相手への思いやりの姿」だと思われてきました。

相手に同情しない人や、感情移入しない人は、「冷たい人」「ひどい人」と言われてきたのです。

 

だけど、今の時代、同情や感情移入は、かえって問題の解決には繋がらないし、むしろ解決への足を引っ張ることになる…と感じます。

 

それに今は、みんなそれぞれに「人生の課題」を抱えて、それらと向き合いながら生きています。人それぞれ「人生の課題」はバラバラで多種多様です。

だから、比べようがないんですよね。

 

誰の課題は重く大変だけど、誰の課題は軽くて楽だとか。あるいは、どっちが正しくて、どっちは間違っているとか悪いとか…云々。なんてことは決してなく、見た目やイメージで簡単&安直に決められないことなんですよね。

 

大小・軽重・貴賤・・・なんてことは一切無く、みんながそれぞれに「自分の人生の課題」を平等に背負って生きています。

 

だから、人の生き様や姿を見て、人にやたらと同情したり、他者に感情移入しすぎる人たちは、もしかしたら、自分自身の人生の課題としっかり向き合っていないのかもしれません。

 

というのも、自分の人生の課題を正しく理解できている人は、日々「自分の課題」に向き合うだけで、自分の人生のエネルギーと時間をかなり消費するのですよ。

他者に同情したり、感情移入して世話を焼いている場合じゃなくなり、自分のことで精いっぱいになるんですよね。

 

だから、同情や感情移入ではなく、同じ「人生の課題に取り組む人」として、相手のことをリスペクトするのです。

 

また、自分も同じように頑張っているのだから…と、相手を同士として見ることができます。そのうえで、共に課題クリアに向けて取り組む姿を通して、相手に「励ましのエネルギー」を送ることができるのです。

これは、心の中で「共に頑張ろう」と相手にエールを送るような感じです。

 

同情や憐みではなく、もっと純真でクリアな情熱が込められたエネルギー。

 

そんなピュアなエネルギーを、「共に大変な人生を生き抜く同士」として心から認めた相手に向けて、相手の人生を邪魔しない形で、心の奥でそっと送るのです。

 

これが、本当の「相手を尊重する」かたちでの、応援でありサポートである…と、私は思います。

 

ちなみに、自分の人生の課題と真摯に向き合い、日々格闘している人たちは、生きていくこと自体が全て丸ごと「人生の課題に取り組むこと」でもあります。

だから、生きているだけで、自分に力がついていきます。「判断力」や「決断力」や「行動力」なども定着し、たくましく生き抜く自分へとどんどん成長していきます。

 

本当は、こうして成長した自分をもって、そこで初めて、周りの困っている人を助けたり、支援することができるのだ…と思うのです。

 

自分に何の力もない状態で、気持ちだけで「相手のために…」と同情したり感情移入しても、人を助けられるどころか、かえって逆に相手を苦しめたり、相手をネガティブに突き落とすだけです。

 

だから、何事もまずは自分

「自分を何とかすること」から、まずは始めるへきだと思います。

 

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雪解けが進んでいます。水たまりに映るカカーブミラー。