森の中の大きな木2~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

深く自分を見つめて「本来の自分」の輝きを取り戻すとき

今日は新月ですね。

占星術でも、今回の新月は、時代の変化の時…非常に大きなターニングポイントとなるようです。

2020/12/14-12/20 全体の空模様|石井ゆかり@筋トレ週報|note

(ファンの石井ゆかりさんの空模様)

 

確かに私自身も非常に大きな節目になる時だと感じます。

今までこの数年間、多くの人が、自分自身について見つめ直したり、自分の課題と向き合ったり、自分のコンプレックスや課題について真剣に取り組んだり…等々。なかには自分の過去のネガティブな記憶&感情とガチで対峙してきた人も多かったと思います。

とにかく、この数年間は、「自分の人生の清算」を強いられるような日々を送ってきたんではないでしょうか。ホント大変でしたよね・・・。

更に、今年に入ってからはコロナのこともあり(汗)、人とのつながりが断たれてしまい、誰の力も借りられず孤立無援となり、自力でなんとかしなきゃいけない状況に陥った人も多かったと思います。

しかし、その一方で、新しいことにチャレンジしたり、殻を破って自信を取り戻したり、今まで気づかなかった自分の未知の部分を再確認したり、楽しいこと、嬉しいこと、新しい出会い、等々。今までにない新しい世界を体験し、視野が広がったり、意識が変わったり、自分を拡大していく出来事も多々あったことでしょう。

 

これらは全て、等身大の自分に戻るため&本当の自分を知るために起きているんですよね。

皆さん、いかかでしょうか?

「本当の自分」を知ることができたでしょうか? 

「本来の自分」に1ミリでも戻れたでしょうか?

そこをチェックするのが、今回の新月なのだと思います。

 

◇◇

 

私たちはいろんな人と関係を結び、様々な人と接する中で、無意識に自分を過大評価したり、あるいは逆に、過小評価するところがあります。

本当は、全然出来もしないのに、何でも簡単にやってのけてしまう人がいると、その人の影響を受けて、自分も「何でもできる人」になったような気分になることがあります。また、人の未熟さを見つけると、その人のことを何とかしてあげなくちゃ!と思い込み、相手に感情移入して口を出したりお節介を焼いたり…。

この逆で、優秀な人たちの中にいると、自分のダメさが際立って感じられて、自信を失い、自分のことが嫌になったり…等々。

周囲の人たちの影響を強く受けて、その影響に染まってしまうと、自分を見失い、落ち着いて自分と向き合うことができなくなってしまうのです。

 

そういう時、人は、自分と相手の間にある境界線があいまいになり、この感情は「自分のものなのか?他人のものなのか?」の分別が効かなくなって、訳が分かんなくなっちゃうんですよね。

 

他人の事なんて放っておけばいいのに(他者の生き方を尊重し、相手のことを心から信頼しているなら、むやみやたらと人に干渉したり支配することは、できないはずなんですよね、たとえ親子の間であっても…)、自分よりも他人のことが気になり、自分の事より他人にエネルギーを注いでしまうのです。

要は、自分の人生ではなく、他人の人生を生きようとしている…ということです。

他人の人生のコントローラーを奪って、人をコントロールしようとしたり、またその逆で、自分のコントローラーを他人に明け渡して、自分の人生を他人にコントロールさせたり…。こうやって、自分の時間とエネルギーを生きていない。時間とエネルギーを無駄に費やしているのです。

 

ちなみに、世間でよく「お節介」と言われる人たち、また、 親切の名のもとに「人の世話」を焼きたがる人たち、この人たちは一見いい人のように見えますが、実は自分の人生を生きていないのです。

 

今までは、他人の世話を焼くことを美徳だと刷り込まれてきたので、多くの人がそう信じています。 人の人生に 介入して、口を挟んで世話をやいてあげることが「優しさ」であり「愛情」だと思い込んでいるのです。

 

たとえば、相手がヘルプメッセージを出してきた場合は、手厚く援助したり、必要な部分にはしっかり手助けしていくことは大切なことだけど、当事者がヘルプを求めていないのなら「何もしないで、そっとしてあげる」…これが今後は大事にになっていくと思います。

 

ある人を見ていた周りの人が「それはダメだ。気に入らない。止めた方がいい」と感じたとしても、当のご本人が「これをしよう」と意思をもって決断し自ら取り組んでいるのならば、当の本人の意思を尊重していくことです。それがたとえ周りで見ている人たちの意に反することであっても、たとえ失敗すると分かっていても、失敗も含めて思う存分、自由に体験させてあげることが「本当の思いやり」だと思うのです。

 

人がなんと言おうと、掟や慣習がどうであろうと、「自分はこう生きたい」と思うのなら、それを実現するよう取り組んでいくこと・・・。これが人生であり、その人の生き方なのです。

 

そうなると、自分の意志をしっかり持つことが大切になっていきます。自分の意志を表明し、自分はこうしたいのだと明言できるだけのものを、ちゃんと持っていなきゃいけません。

誰かが自分の気持ちに気付いてくれるのをジッと待つとか、人が「あなたはこうしなさい」と決めてくれるまで黙っているとか、人が自分に何かしてくれるのをずっと期待し続けるとか・・・等、こういう「待つ姿勢」で生きていくことは、もう止める時なのですよ。

 

これからは、自分は何ができて、何が不得意で、自分はどういう人間で、何が好きで何が嫌いで、短所は何でどんな長所をもっているのか…云々。自分のことをちゃんと分かっていることが大切です。

自分をちゃんと知った上で自分の意志をはっきり表明し、興味があることはどんどんやっていきましょう。

 人が「やっていいよ」と許可を与えるのを待つのではなく、自分が「よし!やろう!」と自分に許可を与えて下さい。また、人が自分のことを認めてくれるまで待つのではなく、自分で自分をどんどん認めていきましょう。

 

 

この新月を境に、また世界が大きく動いていくでしょう。

人々の心がよりクリアに正直になるために、まだまだ手放さなくてはいけないものが数多くあります。エゴやプライド、コンプレックス、ネガティブな感情、過去の記憶、古い価値観の刷り込み、などなど、そういったものを手放すために、 さらに様々な経験を受け取らなければいけないでしょう。

新しい体験、予期せぬ体験、今までとは違うパターンを経験していくことで、自分の中にあるネガティブさや呪縛、自分を縛り付けている過去の記憶、古い価値観、 それらの存在に気がつくのです。見つけて気づいたら、即、手放すことを決意しましょう。

 

コロナも「新しい経験」でしかありません。コロナを介して感情が揺さぶられ、様々な思いが湧き上がっていると思います。でも、そこで大切なのは、恐れるのではなく、自分の内面に気づくことです。

自分は恐れや不安に支配されていないか、怒りを溜め込んでいないか、本当の自分を生きているのか、自分は正直であるかどうか・・・等、自分の心の深い部分にもっと目を向けてください。

 

この新月は、物質的な欲を満たす願い事をするのではなく、もっと自分の深い部分に目を向け、どういう自分になりたいのかを考えて欲しいなぁと思います。

 

空は厚い雪雲に覆われ、今も雪がたくさん降っていますが、それでも宇宙からは崇高なエネルギーが燦燦と降り注いでいます。

 

新月のこの日、自分自身を深く見つめてみてくださいね。

 

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雪をかぶった南天。ちょっぴり寒そうです。