森の中の大きな木2

自由にマイペースに生きたい 「自分らしく生きる」ための心のメッセージ

「始まり」があれば、いつか必ず「終わり」が来る

【スポンサーリンク】

地元の大きなシヨッピングセンターが、今日の営業を最後に閉店しました。半年前ほどに「閉店」のニュースを知り、とても残念に感じたのですが、とうとう最後の日を迎えてしまい、なんとも淋しい気持ちになりました。

 

このショッピングセンターは、うちの子が小学生の頃にオープンしました。バリアフリーの建物だったので、当時、車椅子だった子供を連れて行くにはちょうど良く、学校がお休みの時にはリハビリも兼ねてお買い物によく行きました。それ以外でも、私はよく利用していたのですが、時代の波に逆らえず、とうとう閉店してしまったのでした。

今日は、お仕事がお休みだった夫と一緒に、このショッピングセンターに行ってきました。最後に、このお店に行っておきたい・・・と思ったからです。最終日とあって、駐車場は満杯。なんとか店内に入っても、レジには長蛇の列が出来ていました。カウントダウンセールでいろんな物が安売りされていたので、朝からたくさんの人が詰めかけたようです。たくさんあった商品も売れていき、ポッカリと空いたスペースがたくさん出来ていました。

「今日でここが閉まるのかと思うと、なんだか淋しいね」と夫と話していたら、以前から顔見知りだった、このショッピングセンターのショップの店員さんにバッタリ会いました。彼女は最後のお仕事でバタバタと忙しそうにしていましたが、私を見つけたら声をかけてくれました。実は私、このショップでよく買い物をしていたのです。「今までご贔屓にしてくださって、本当にありがとうございました。」と彼女が頭を下げて下さり、私も慌てて「いえいえ、こちらこそありがとうございました。」と彼女にお礼を言いました。そして、お互いに「これで終わりかと思うと、本当に淋しいですね・・・」と話しました。ここにこのショッピングセンターが無ければ、出会うことか無かった人です。店員とお客という関係なのに、これでお別れかと思うと、何とも淋しい気持ちになります。こうして「終わり」を迎えたからこそ、初めて気づく人との縁・・・。人の出会いって本当に不思議だなぁ・・・と感じました。

最後の買い物をして、お店を出ました。この場所に他の企業が入り、2ヶ月後には新しいショッピングセンターがオープンする予定です。でも、ここでの14年間の思い出がたくさんありすぎて、今はただただ「淋しいな・・・」という気持ちで一杯でした。

特に、小さかった子供との思い出がいろいろある場所だったので、余計に淋しさを感じたのかもしれません。幼い我が子と楽しい思い出を作った場所だったので、それが無くなるのかと思うと、自分の若かったママ時代の甘美な思い出まで消えてしまうような気がして、何ともいえない気持ちになりました。

「終わり」を迎えるとき人は、何でもそうだけど、古い記憶を無理やり自分から引き剥がして、遠くへ投げ飛ばして手放していくような・・・そんな毅然とした「心の強さ」と弱音を吐きたい「淋しさ」が混在する、そんな心の状態になるんだな・・・と感じました。そして、「終わり」を受け入れるということは、もう過去には戻らない・過去を引きずらないということを決意することでもあります。「後ろを振り返らず、前を向いて前進する」・・・それを毅然とした気持ちを実践していくことであり、強い心で未来へ目を向けることだ・・・と思いました。

明日からあのショッピングセンターは閉鎖され、新しい商業施設に変わるための工事に入るのでしょうが、きっと新しいショッピングセンターがオープンした後は、新しいショッピングセンターでの体験が新しい記憶となり、過去の記憶は徐々に薄れていくのでしょう。そして、「新しい思い出」が人々の心の中に上書きされていくのでしょうね。

ところでふと感じたことですが・・・。これと同じことは、きっと人生の中で数多く起きていることだと思うのです。例えば

  • 出会い
  • 関係
  • 契約
  • つながり

などなど。様々な場面で、私たちはいろんなサイクルを体験していて、そのサイクルには必ず「始まり」と「終わり」があり、皆が平等に「始まり」と「終わり」を受け入れ、乗り越え、そこから何かを得ながら生きている・・・ということ。

そして、様々なサイクルが複雑に絡み合いながら私たちの人生が構築されていて、その無数にあるサイクルの「始まり」から「終わり」に至るまでの間に、私たちは多くのことを経験し、様々な喜怒哀楽を味わい、心を動かして、人生を生きている・・・ということ。それは信頼できる人との出会いであったり、学校や職場の在籍期間であったり、婚姻や血縁の関係であったり、愛用する物や家(部屋)との出会いであったり、住んでいる街(場所)への愛着や、所属する組織の関係だったり、親子のつながりであったり、恋人や親友との関係であったり・・・等。物や人に関係なく、人生にはいろんな出会いがあり、それらの出会いには必ず「始まり」と「終わり」がある・・・ということです。どんなに必要で愛する対象であっても、いつかは「別れ」があります。最後まで添い遂げても「死別」という別れを体験しなくてはいけません。ですので、私たちは常に「始まり」と「終わり」のなかで生きている・・・ということなのです。

そして、私たちは常に、今のこの安定した関係にも、いつか必ず「終わり」が来るということを心の内でしっかり自覚しなくてはいけない・・・と思うのです。この地球上には、「永遠」が約束されたものは一つもありません。全ては流動的であり変動し続けています。モノはいつか滅び朽ちていき、私たちの肉体も時期が来れば老化し、死ねば腐敗していきます。「常ならむ」というのが、この世のルールなのです。ならば、「終わり」を潔く受け入れること・・・。これは生きて行く上でとても大切なことだと思います。

ショッピングセンターが一つ消えていく・・・という出来事を通して、いろんなことを感じ、いろんなことを思いました。無くなっていくことは淋しいですが、過去の記憶の中に自分を埋もれさせることなく、過去の思い出を振り切って、未来志向で潔く生きなきゃいけないな・・・と思いました。

 そう、次のサイクルの「始まり」を受け入れる準備をしなくては!・・・ですよ。

「終わり」は「卒業」でもあります。今はとても淋しいけど、この「終わり」をしっかり受け止めることで、次の出会いに繋がるのだから、いつまでも淋しがってはいられない。割り切って気持ちをサクサク前へ進ませなくっちゃ・・・と思います。そうやって気持ちを切り替え、割り切ることが大切・・・なのです。

これから春に向かって、皆さんも「終わり」を体験することが多くなるかもしれませんが、それは今まで慣れ親しんだサイクルの一つを完結させることでもあります。だから、いつまでも過去に引き戻されたり、引きずり続けたりしないで、さっぱり「終わり」を迎えて、次の「始まり」に向かって前進してくださいね。 

 気持ちを切り替えて生きましょう!