森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

毎日「自分」を更新していく

この夏、自分の体調不調と向きあったことを、昨日のブログで書きましたが、

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それと並行して、過去の記憶も脳裏から一気に鮮明に溢れてきて、メンタルも結構大変だったんですよね。(それについては、こちら👇)

 

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今思い出しても、本当にすごかったんですが、気分が悶々としたり、淋しさが押し寄せてきたり、落ち込んだりメランコリックになったり…等。

明るい日中はまだ良いんだけど、夜、就寝の頃が一番しんどかった…。

イメージとしては、ふと一人になって落ち着いた瞬間、記憶の大きな波が突然押し寄せてきて、思考が飲み込まれて溺れそうになり、そこから一気に「過去の記憶の世界」に引きずり込まれる…という感じです。

 

それはそれは、ドップリとリアルに…。

 

フラッシュバックのような感じで、脳内で「過去」を生々しく追体験させられているような感じでした。それで感情的にかなり揺さぶられましたよ。これがずっと続いていて、あの頃の私の心の中はプチ修羅場でした(汗)。

 

だけど、昨日の記事でも少し書いたのですが、今ようやく夏の暑さが終わりを告げて、秋風を感じるようになったら、(長引いていた)体調不調のプチ・パニックもスッと落ち着いてきて、自分なりにうまく乗りこなせるようになってきました。

 

すると、夏のあの狂おしいほどの記憶の嵐も、今はすっかり冷めてしまい、「あれって一体何だったんだろう?」と一歩引いて俯瞰して見つめられるようになったんですよね。

 

季節がどんどん秋らしくなり、涼しくなるのに従って、カラダの熱もメンタルの熱も、両方ほどよく冷めていき、ようやくホッとしたところです。

まさに「クールダウン」という感じでしょうか。

狂乱と暴走の夏、無事に終了…というところかな(笑)。

よくぞ生きて乗り越えられましたよ(笑)。

 

 

そんななか、今、私が思うことは、

 

自分の過去を全て許す

自分に関わった全ての人を許す

 

これに尽きるんじゃないか…ということです。

 

過去のことをぶり返しても、どうしようもないし、変えようもないし、ましてや、ずっと過去の世界で生きていくこともできません。

 

どこかでキリをつけていかないと、過去の記憶はどんどんたまる一方です。

 

じゃあ、どうやってキリをつけるのか?

 

私の場合は、この夏に出てきた記憶の嵐の中で、良い記憶もつらかった記憶も、全てに対して、感情的にのめり込み、脳内で繰り返し追体験するのではなくて、客観的な立場で過去を俯瞰しながら、過去の自分に対して、

 

ありがとう

…という気持ちをもつ。

 

これで良いんだ…と気づきました。

過去の自分に対して、とりあえず「ありがとう」と感謝することで、過去と一線を引いていくのです。

 

こうした「ケリをつける」という行為が、今の私にはすごく必要だったんだな…と思いました。

 

更に、私に対して優しく丁寧に接してくれた人たちも、また、私に対して冷たく酷い仕打ちをした人たちも、全て両方ともに、

 

もう許す、そして、手放す

 

一切こだわらない

粘着も執着もしない

 

受け流していく

 

最後は忘れる

 

これを繰り返し繰り返し頭の中でやっていくのです。

「出会い」も「別れ」も「体験」も「経験」も「人間関係」も全てのことを、その日完結型でいくこと。そして、一日が終わったら、その日の体験は「過去のこと」にして完結させて、常にリセットしていくのです。

 

これが今はとても大事なのですよ。

 

 

例えば…。

 

親しい人と街で会ってお喋りした時、お開きの時間が来て「じゃあ、また明日ね」と別れたら、その瞬間、その人との体験はもう「過去」のものになるのですよ。

その時間が終わったら、それでいったん「完結」なのです。

そして、もしも明日、またその人と会うことがあっても、明日は明日であり、今日の体験とは全く異なる「未知の新しい体験」なのです。

 

常に、一秒ごとに更新していくような感覚。

 

これは、お釈迦様がおっしゃっていた感覚なのですが、一瞬一瞬で私たちは常に「新しい自分」に生まれ変わっていて、一寸前と同じ自分はこの世界には存在しない…という感覚です。

 

この激動の時代、もう「ふつう」もなく「当たり前」もなく、変化が常(つね)の時代です。もう一寸先のことも全く予想できないし、今までの予想を大きく超えた出来事がコロコロと起きてしまう時でもあります。

 

だからこそ、いつも「新しい気持ち」で日々生きていく。

 

これが必要なんだな…と、私は思ったのでした。

 

 

これは人間関係においても然りで、過去にあったことで、対人関係にまつわることも、「過去は過去」「今は今」と割り切っていくことが必要だと思うのです。

 

いつまでも自分の意識を「過去」に置き去りにしない。

つまり、「過去を生きるのを止める」…ということです。

 

 

そのためには「許す」が大事なんですよね。

 

許して手放す。

いつまでも過去に執着しない。

自分は常に新しいく生まれ変わっていることを自覚する。

そして、相手も常に新しく生まれ変わっていることを認める。

 

これが大事なのだと思います。

 

きっと真夏にたくさん出てきた記憶は、私がいつまでも手放さず執着し続けてきた思い出なのでしょう。

 

だけど、私の今の魂のメモリーには、それらは前時代のシステムで生み出されたデータ(記憶)だから、今の私ではシステムが合わなくて保存できないのですよ、きっと。

 

だから、この夏のどさくさに紛れて、記憶がドバドバ出てしまい、急遽「記憶の整理整頓」をするはめになったのかもしれません。

それで、あんな大変なことになっちゃったんでしょうね(笑)。

 

今も時々、取りこぼした記憶がポロっと出てくる時があるけど、そんな時は、記憶の波に引きずり込まれてドツボにハマる前に、

 

「この記憶はもう要らないです。相手のことを全部許します。自分のことも許します」

と心の中でキリを付けて、「はい、これで終わり!」と宣言しています。

 

これでだいたい割り切れます。

こんな感じで、記憶と共に甦る「感情」も「ネガティブな気持ち」も「ついつい深みにはまりそうになる意識」も全て、意図的に手放すように心がけています。

 

そして就寝時。その日あったことは全て、「寝て起きれば、みんな過去のこと」として線引きし、いつまでも感情的に引きずらないようにしています。

 

 

一日一日を完結しながら生きていく。

これを意識するようになったら、ずいぶんメンタルが楽になりました。

 

毎日更新。一瞬毎に生まれ変わる。

常にフレッシュな自分でいられるように、過去を上手に手放しながら、軽やかに「今の自分」を生きていきたいです。

 

彼岸花がきれいです。