何だか最近「調子が悪いなー」と思っていたら、どうも風邪を引いていたみたいです。
いつもなら市販薬を飲んで済ませるのですが、今回は風邪薬を飲まないで、自分の自己免疫力で直すことにチャレンジしてみました。
初日は、頭痛・咳・身体のだるさ・鼻水。
左の耳下のリンパ腺が張った感じで痛く、そこから頭全体がガンガンと響いていき、本当に辛かったです。咳は空咳。コホンコホンと軽めに出ます。鼻水も薄くて軽くでます(←花粉症ピークと比べたら楽勝✌️笑)
時々、左耳下のリンパ腺がジンジンと響いて痛くなると、カーと身体全体が暑くなり、更年期障害の「ホットフラッシュ」のような状態になります。これは発熱なのか?と思い体温計で体温を計りますが、熱は36.7℃くらい。36℃台だから平熱なんだけど、体が熱くなるたびに汗ばんで、夜中も寝汗で目か覚めました。でも、カーと熱くなった後に冷めて落ち着くと、身体が楽になります。
頭が痛くてリンパ腺が響く→体全体がカーと熱くなり汗が出る→じっと耐える→冷めて楽になる→また頭が痛くなりリンパ腺が響く→カーと暑くなり・・・の永遠ループ(汗)。これを何度も繰り返しました。
汗をかいた後や熱くなるときに、こまめに温かめのお茶や白湯を飲み、水分補給を心がけました。
二日目は、初日より更に体調は絶不調・・・。
咳や鼻水よりも「身体のだるさ」が半端なかったです。時々横になって休み、眠くなったらウトウトと眠りました。この時も、頭の痛さと左耳下のリンパ腺の痛みが結構あり、水分を多めにとって過ごしました。水分を摂った分、トイレも何度も行きました(汗)。
この日は、左耳下のリンパ腺だけでなく鼠径部のリンパ腺までも響いて働いている感じ・・・。鼠径部を押さえつけない下着に替えて、いつもの1/2のペースで過ごすことを心がけました。
体調は悪いけど、ちゃっかりお腹はすくので、ご飯はキチンと食べました。脂っこいものは避けて、バランス良く軽めで三食。その分、甘い物は控えて、ひたすら水分補給でお茶や白湯を飲み続けました。
夜の就寝時には少し体が楽になりました。とにかく眠い一日でした。
3日目の今日。
咳と鼻水が酷くなりましたが、ガンガン響く頭痛はなくなり身体がスッキリしてきました。咳と共に「痰」が出るようになり、黄色い痰が出てきたので、風邪は治りかけてきたようです。
喉がいがらっぽくなると咳が止まらなくなるので、適度に水分補給しています。粘っこい咳ですが、しっかり咳くと痰が出るので、嫌がらず根気に咳をしています。
もう一息かな・・・?
でも、まだ用心に越したことはないので、もう少し養生しようと思います。
今回、風邪薬を飲まないことを実践したのは、風邪を引いたとき体がどんな風に働くのかを体感したかったからです。
私たちの世代って、子供時代はいろんな薬を投薬されて育った世代だと思うのです。
親の心配や不安を解消するために、子供はいつも元気な状態であり続けるように、元気を強要されて育てられてきた…そんな世代だと思うのです。
私もまさにそれで、子供時代はよく発熱する子でした。でも母親がすごく人目を気にする超心配性で、当時同居していた父方の祖父母にも気兼ねして、じっくり風邪を体験させてもらえなかったのです。
「早く治せ!」「早く良くなれ!」と病院へ連れて行かれて、毎回、解熱剤をたくさん投与されて、ずっと薬付けでした。
免疫力をつける前に、熱を下げられ、薬で風邪の症状を押さえ込まれるので、じっくり風邪を経験して克服する機会がありませんでした。
その後も学校に進学すれば、親を心配させいように休まず元気に登校しなきゃいけないし、社会人になれば、今度は職場の人に迷惑をかけないよう休まず出勤しなきゃいけないし…で、しっかり病気を体験することができないまま、今に至りました。
途中、肺炎や子宮筋腫の手術で入院したりしたけど、この時もしっかり休むことより、やっぱり周りに気兼ねして「早く元気にならなきゃ!」で自分を急かしていました。
こんな感じで、自分の体なのにすごく無頓着でいい加減な扱いをしてきたのです。
病気になったのなら、その病気をちゃんと受け取って、症状を体で感じとること。
これ、とても大事なことだと思いました。
それで、今回、風邪を引き切ってみよう!と思いついたのです。
ネットで調べて、風邪は基本的に何もしないで完治するまで放っておく…というドクターの話を読んで勉強し、私もちょっと試してみました。
今回、何度か「薬、飲んじゃおうかな…」と思うときもあったけど、自分の直感が「薬を飲まずに風邪を体感してごらん」と訴えるので、心の声に従ってみました。
結果…。
うん、この実験、すごく良かったです✨
ちょっとした風邪でもすぐに子供に薬を投与し、子供も大人も皆を薬付けにしてきたのは、「元気」至上主義的な価値観が、昭和時代に根深く人々の意識に刷り込まれてきたから…なのでしょう。今も蔓延っていて、若いママさん達と姑世代の間で「子供の風邪にどう対応するか」で確執になっていますよね。
本当に根深い問題です。
老人たちも、すぐに薬に頼らず、もっと人間の自己免疫力を信頼して任せてもいいのにね…。元気にこだわること、もう止めて欲しいよね(笑)。
私は別に元気でなくてもいいよ~(笑)。
元気じゃない時も、私であることは変わらない…。人から「心配」という名の干渉(余計なお節介)を受けて、それに無理して自分を合わせる必要はない…。
昭和世代の人々の無用な心配は無視してスルーして、私は恐れず自分の体調が悪い時を受け入れて生きていこう…。そう決意したのでした。
これは先週の写真↓