一週間ぶりの更新です。
先週は風邪でダウンしたため、家にこもってひっそり過ごしていましたが…。
今週は、いろいろ予定が入っていたので、あちこち出かけて過ごしました。
それが今回の私には、最善のストレス発散となりました。
おかげさまで元気が戻ってきました!
◇
振り返ると、この3年間の私は、非常に模範的な国民でしたね(笑)。
コロナ禍になる前は、月一回のペースで一人旅に出かけて、それで息抜きをしていたのですが、コロナが流行り出してからは、家族の事情もあって一人旅を一切止めて、ずっと地元でおとなしく過ごしてきました。
たまに出かけても「車で日帰り」でしたし、いつも夫(←運転手)と行動を共にしていました。
そんな「山の中に籠り、ほぼ動かない暮らし」も、早いもので3年目。
地元だけで過ごしていると、やはり煮詰まっちゃうんですよね…。
コロナだし、これは仕方がないことだ…と自分に言い聞かせ、自分なりに上手にやり過ごしてきたつもりでいました。
でも、やはり相当ストレスが溜まっていたようです。
今週、一人で遠出をして自由に行動したことにより、自分の中に「煮詰まったエネルギー」がかなり溜まっていたことを強烈に実感しました。
私の場合、もともとエネルギーがかなり強いので、行動範囲をかなり広げないと、自分のエネルギーを循環させるのに充分じゃないようです。地元の近場を一時間程度歩いているだけでは、エネルギー的には「移動したうちには入らない」という感じ。
そのため、行き場をなくした「動きのないエネルギー」が、どんどん自分の中に溜まっていき、悶々と煮詰まっていたようです。
そして、ここは山の中だから、どこへ行くにも幾つも山を越えないといけません。
そんな閉塞された土地であることも、エネルギーが溜まる一方だった原因みたいです。
ちなみに、この辺りは、他の地域や県へ出かけようと思うと一日仕事です。
都市部のように「電車でサクッと数時間ほどお出かけ」なんてことはできません。
そのためコロナ前から、山の中に閉じ込められているような感じなのです。
ぽっかりと開いているのは空だけ…。自由に広がっているのは頭上だけです。
こうした環境なので、自然が豊かでのんびりしているけど、人の動きは少なくて、特にお年寄り(その中でも主に既婚女性)は、生まれてから死ぬまで、地元から一歩も外に出ず、娯楽もなく、ひたすら土地と家族のために働き、同じ場所で一生を終える人の割合が多いです。
しかも高齢化率が高くて、同居率も高いです。
自分の意思で自由に行動した経験がほとんどない世代(昭和世代)は、体験不足から視野も狭く、変化や行動を恐れ、家族に対して自分と同じ価値観になるよう強いることがあります。
そうなると子世代も、親や義親の理解が得られず、どこかへ出かけるにもハードルがかなり高くなります。ちょっと出かけるのにも、人の目があるし、すぐに噂になって足を引っ張られます。
特に女性は、家や世間体に縛られることが多く、自分の意思で自由に行動するのにかなり勇気がいるんですよね。
また、地理的にも周囲をぐるりと山に囲まれているため、山がエネルギーを遮断し、横へは広がっていきません。
横へ広げたいのなら、山を下りて平野部まで(下界まで)、移動しなくてはいけません。
そんな土地で生まれ育ち、私も苦労してきましたが、それでも自分らしく生きていくために、勇気を出して「一人旅をする」というアクションを起こしてきました。
若い世代には信じられないかもしれませんが、それくらい閉塞した世界だったんです。
ところが、コロナによって一人旅ができなくなり、3年間の山籠り生活に突入…。
一時は「動かない暮らしでも無難にやっていけるかな?」と思いましたが、やっぱり自分には無理だったようです。
動きのない煮詰まったエネルギーを抱えているときの自分の感覚と、今回3年ぶりに遠出をしたことから得た自分の感覚。
この両方を今回体験してみて、あまりの違いに驚きました。
アクションを起こして遠出をしてみた今、私の心身はとてもスッキリし、自分軸が整っています。非常に心地よい状態です。
そんなところから、「私はもっとダイナミックに行動していかないといけないんだな…」としみじみ自覚しました。
◇
何事もやってみることは大事ですね。
今回、山を下りて、初めて訪れる場所を一人で自由に歩いたことで、本来の自分を取り戻した感じがしました。
訪れた場所のエネルギーを感じて、私も自分のエネルギーをその場所に置いて、エネルギーを循環させて、エネルギーの交流をする。これからも、どんどん積極的にやっていこうと思いました。
自分の中にある抵抗勢力(罪悪感や人目を気にするところ云々)に屈せず、また、この土地のエネルギーに縛られず、またいろんな場所を訪れて、自分のエネルギーを自由に循環させていきたい!…そう心から思います。
「新しい勇気」を出して、また動いていこう…という意欲がわいてきました。