支配する・支配されるという関係、もう嫌だなぁと思います。
でも、私たちが今まで生きていた世界って、【支配する・支配される】が空気のように細部にまで深く浸透していて、自分でも気づかないくらい、自分のなかに根深く取り込んでいるんですよね。
この【支配する・支配される】の力関係に洗脳されていると、さまざまな差別や偏見に全く気づかず、自分も知らないうちに、不平等な関係や状態を自分や他人に強いていたりするのです。
この【支配する・支配される】に気づく一番の方法は、自分の感覚に素直になることです。
不快感や居心地の悪さ、安心感のなさ、不安定さ、怒り、恐怖、等々。
自分の感覚を素直に受け取り、そのまま感じてください。
自分の感覚を素直に受け止めて、自分はこの状態や関係をどう思うのか、どう感じるのか、そこをただ受け入れるのです。
何とかしようとか、どうにかしなきゃ!とがんばらなくてもいいから、ただ単純に「私はこう感じているんだなぁ…」と受け入れること。
それだけです。
自分がどう感じているかを知る。
それだけ良いのです。
感じるときは、その場でじっと踏ん張って、ただ感じることだけに集中してくださいね。
感じたら、次に
自分はどうしたいのか?
を、決めましょう。
感じた上で、自分はどうしたいのか?
ここから立ち去るのか?
ここに居続けるのか?
居続けるにしても、どういう態度で居続けるのか?
変えるのか?
変えないのか?
そこを自分できちんと決めるのです。
自分でどうするのかを決める。
これ、すごく大切です。
自分のこれからの身の振り方、態度、行動、どういう姿勢で行くのか、それらを自分できちんと決めてくださいね。
決めたら、それを実行する。
感じたことをもとに、これからどうするのかを自分で決めて、それをそのまま実行してください。
ただそれだけです。
【支配する・支配される】の関係が嫌で、そこから脱出したいと思ったのたなら、脱出すると決める。
嫌だと感じても、自分で脱出しないと決めたのなら、言い訳せずにそのまま居続ける。
でも、そのまま居続けるにしても、今まで通り支配に対して従順に黙って屈するのか?、支配されることに抵抗して闘うのか?、闘うにしても何をゴールにして闘うのか?
そこを自分できちんと決めるのです。
決めて、行動する。勇気を出して行動に移す。
そうやって自分の人生を切り開いていくのですよ。
【支配する・支配される】の関係に屈服している人は、自分で判断して自分で行動することが苦手なんですよね。
だから、手っ取り早く自分を支配してくれる人にくっついちゃうのです。
くっついて、自分の面倒をみてもらおうとするのです。
要は、自分の人生なのに他人に丸投げしているってことです。自分の人生の責任を背負うことが怖くて、誰かの支配下に自分を置いて、面倒をみてもらっているわけです。
だから、なかなか抜け出せないのですよ。
だから、今いる所で、自分の感覚で感じる、自分でどうするのかを決めるを実践してみてください。
自分が食べたいものを食べて、自分が行きたいところに行き、自分が欲しいと思うものをゲットして、自分が着たい服を着て、何でも自分で決めて実行してみてください。
それが、支配からの脱却です。
誰かに決めてもらったことを何も考えず黙って受け入れて、おどおどと人の顔色を伺いながら自分の意見は言わず、ただ従順に従うだけの人生ではダメですよ。
自分で決めて生き抜く人生に変えていきましょう。自分の人生は、最低限、自分で舵取りをしましょうね。
この世界は何でもありなのですよ。どこまでも自由で平等な世界なのです。ただ人間のエゴが人を【支配する・支配される】の関係に押しやっているだけなのです。
支配から逃れて、自分を解き放ってください。自分から脱すると決めない限り、誰も助けてはくれないのですよ。早く自分で決断しください。決断して行動してください。
京都にて。ほうじ茶をいただいて一休み。