3月も、もう前半が終わろうとしているのに、まだまだ混乱は続いていますね。
今はまだ、人々の意識は「未知の感染症」に気を取られていますが、これからジワリと経済面での混乱が起きていくだろうと思います。(もう起きているか・・汗)
コロナがまだ中国で広がっている段階の頃は、「感染したくない!」というパニックでしたが、それが国内に入ってきたら「マスク、トイレットペーパーが無い!」のパニックに変化し、おそらく次は「お金がない!」のパニックになっていくでしょう。
バブルが崩壊した後の時代に生まれ育った人たちはピンと来ないかもしれませんが、今の高齢者は、恐慌からの世界大戦も体験しつつ、戦後の右肩上がりの「高度経済成長」も経験していて、更には、お金が有り余った「バブル経済」も体験しています。もちろんバブル崩壊やリーマンショックも・・・。
この起伏が激しい時代を生き抜いた経験から、「モノ」と「お金」が揃っている状態が「安心」であり、「安心=安定=幸福」という価値観が、かなり深いところにまで刷り込まれているのですよ。
「モノ」と「金」が自分の手元に潤沢にあると、それで心が安定し安心するのです。モノと金が回らなくなることで、世の中が地獄に墜ちていくという社会体験を過去にしているからです。
「モノ」と「金」をたくさん持つことが勝者であり、その「モノ」のなかには、自分の家族や子孫も含まれています。右肩上がりでたくさん所有している状態を維持することが「人生」だと思い込んでいるのです。
でも、今のように人の動きが止められると、経済の流れも止まり、金もモノも自由に手元に引き寄せられなくなります。手元にあるモノや金は消費していき、どんどん減っていきます。
この「減っていく」「失っていく」という状態は、モノと金が精神的支柱になっている人々には「恐怖」と「不安」でしかありません。今後、無い状態が続くことで、情緒不安定になる人も出てくるでしょう。
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今のこの社会状況は、過去の経験から得た知識は全く通用しない、まさに前代未聞の状況です。このウイルス自体、自然発生したものではないので、自然の摂理に当てはまらない広がり方をしているし、今から新しくデータを蓄積して分析し、新たに対策をひねり出す必要があります。
そして、このウイルスに対抗するための適切な方法(予防法や治療法)が全世界に定着して先が見えてくるまで、世界の経済は耐えきれるか?・・・というのが、昨今の問題なのですよ。
過去に、個人の身に起きた経済的試練に耐え抜くことが出来ず、富や名誉を失った人たち、大切な所有物を手放した人たち、苦しい境遇に転落した人たちは、今のこのコロナによる経済的試練に遭遇したとき、間違いなく過去の自分にフラッシュバックすると思うのです。
過去の自分が体験した経済的試練が過酷であればあるほど、受けた心の傷が深いので、当然、似たような場面に遭遇すれば、簡単にフラッシュバックが起きます。その時、鮮明に生々しく「失うことの恐怖」が心に甦ってくるだろうと思います。
すると、人は「もう二度とあの恐ろしい体験をしたくない」という思いに駆られ、そこでパニックが起きるのです。
もしかしたら、今世で体験したことだけでなく、過去世で魂が体験したトラウマも、今回の騒動であぶり出されているかもしれません。
(全ては浄化の為なのですが、それについては、またの機会に・・・)
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なおそらく今後、日本では、バブル時代をリアルに体験している昭和世代が中心になって、「モノがない!」「金がない!」の恐怖に耐えきれなくなり、感情的な反応に突っ走るような感じがします。
そして、今の時点で、自分の気持ちを上手にコントロールできていて、モノ・金を失う事への恐怖はあまり感じず、自分のペースで落ち着いて生きている人たちも、これから、パニック状態の人々が吐き出すネガティブ感情に巻き込まれる可能性があります。
世界は2極分化している・・・と言われていますが、下に落ちていく人々の最後の断末魔のような叫び(=ネガティブ感情にかられてパニック状態になる)が、至る所で出てくるかもしれません。
その時、うっかりしていると巻き込まれる可能性があるのです。
このパニック、意外と自分の身近な人が陥ることも考えられます。
今までは平静を装って「自分は大丈夫」という顔をしていた人たちが、意外とヘタレで最後にとうとう耐えきれなくなってギャーギャーと取り乱すこともあります。
なので、外面から感じるイメージで「あの人は大丈夫」と勝手に決めつけないでくださいね。その人の本当の姿(本性)がこれからバンバン出てくるので、ビックリしないで落ち着いて周囲を見回してみてください。
そして、何より、自分自身の心の状態も、よくよく観察してみてください。
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こんな時、周囲で吹き荒れる「ネガティブ感情」に巻き込まれないコツは、
感情移入しない
ただそれだけです。
「冷たい人だ」と言われても良い覚悟で、潔く「パニックを起こしている人たち」を心の中で切り離して下さい。
同情する必要はないし、憐れむ必要もありません。
彼らには、過去に体験した苦難がまた繰り返されるのではないか・・・という恐怖に打ち勝つ必要があるのです。もう、あのときとは違う。だから気持ちを切り替えて、建設的に物事に対処していく・・・ということを、新たな体験から真ナパ無くてはいけないのです。
その人たちに必要なのは、今のこの状況を素直に受け止め、事実をありのまま認識するということです。そして、今、目の前で起きていることに対して「どう対処すべきか」を自分で考え、それを実行することです。
適切な判断
適切な選択
適切な行動
・・・それを、誰かのためにやるのではなく、自分のために実行していくのです。そういう人になるよう自分を成長させることです。
そこが欠けているから、無駄に感情を高ぶらせ、先々のことに不安や怒りを感じ、感情的な反応をして、事態をよけいにこじらせているのですよ。
つまり、「精神的に成長しなさい」ということなのです。
おそらく次に来るだろう「経済パニック」に備えて、どうか皆さんは今のうちに心の準備をしてくださいね。
慌てて大騒ぎして、犯人捜しをして誰かを責め立てる・・・という古い時代のやり方・反応パターンは、もう手放して下さい。そんなのは、もう通用しないし、そんなことをしても何の得もありませんよ。エネルギーの無駄遣いです。
それより、頭を切り替えて、今の自分の足下を見つめ直し、今後に向けて改善が必要な部分を洗い出して、今から早速、それらに取り組んでみてください。
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こういう状況だからこそ、新しく取り入れると良い方法・これから必要だと感じるシステム・前から気になっていたやり方・・・等、そういうものを実際に導入してみて、早く取りかかってみることです。
やらずに後で後悔して泣くのではなく、とりあえず今のうちに先手先手で手を打ってみて、いろいろ切り替えてみる・・・ということです。今は「失敗」も「成功」もありません。
行動あるのみです。行動した人が生き残れるのです。
発想の切り替えが柔軟に出来るか?出来ないか?・・・も、今後は大事です。
昔からの価値観に縛られていたら、もう先には進めません。新しいことにも果敢にチャレンジしてみてください。
今後は、
- 「こうすべき」「こうしなくてはいけない」という固定観念
- 「これが正しい」「あれは間違っている」というという型にはまった思考癖
- 犯人捜しをして責め立てる「イジメ気質」
・・・等は捨ててください。こういうのが頭の中に少しでも残っていると、逆に、自由に身動き出来なくなり、自分で自分の首を絞めることになります。
心の中も、頭の中も、ガラクタ(古い価値観・固定観念・頑固さ)は全部捨てて、更地にして、空っぽになった状態で「新しく作り直していく」感覚でこれからのことを決めていきましょう。
手元にあるものを、全く新しく作り替えていくのです。
それが必要な時代です。
過去の「当たり前」は全く通用しない世界になったのです。
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【メッセージ的な内容のnote過去記事】
※昨日書いたもの