「与えること」と「受け取ること」
この両方がバランスよく整っていないと、エネルギーの循環は起こりません。
お金もエネルギーです。
お金の巡りが悪い場合、もしかしたら、あなたの心の中の「与える」「受け取る」のバランスが悪いのかもしれません。
与えるときも受け取るときも、力を抜いてリラックスしてください。
どこかに無駄な力が入っていると、その部分が滞って、エネルギーが循環しません。
無理をしたり、誤魔化したり、逃げたり、隠したり、拒否したりしていると、そこがストッパーとなり、エネルギーがうまく流れません。
心の中の状態が、エネルギーを繰り回す機動力となるのです。
だから、いつも自然体で、何事にも囚われない、明るくさっぱりした心でいてください。
そして、自分のエネルギーを他者に渡すときは、バスケットボールやハンドボールのように、パスを回し合うような感じで、エネルギー(お金)もリズムよくポンポンと回していってください。
あっ!ここだ!と思ったところに、ポンと回すのです。
あなたが他者にエネルギーを渡すことで、あなたに空いた部分ができれば、そこを目掛けてまた新たなエネルギーが他者から回ってきます。
だから、手放すことを恐れないでくださいね。
あなたが渡したエネルギーは、世の中を巡りめぐって、さらに大きく成長し、あなたのところにまた戻ってきます。
鮭の稚魚が大海で大きく成長して、また生まれ故郷の側に戻ってくるように…。
エネルギーは人の手を離れて、世界を巡りめぐることで、大きく豊かに成長していくのです。
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他者に与えることで、自分の手元から手放して自由に泳がせてあげてください。
喜びいっぱいで手放してね。
あなたのエネルギーを「喜びのエネルギー」に替えて、また世界を循環させてあげてください。
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もう、昔のように「預金の残高」=「幸せの大きさ」という時代ではありません。
立派な家、有名な肩書き、素晴らしい履歴、財産、そういうものが幸せの基準だという自大は終わりました。
これからは、一人一人が明るく自分の人生を生き抜くことが、本当の幸せになります。
お金をたくさんもっていても、そのお金を使わず、何も経験せず、自分に何も与えず、ただ通帳残高を見つめて安心感を得ている人生は、もう「幸せ」とは言えないのです。
お金があるのなら、まだ若くて元気なうちに、そのお金を使って、自分にたくさんの経験を与えてあげてください。
「お金を使う」ということは、お金のいう名のあなたのエネルギーを、世の中に放出することです。「与える」ということです。
あなたが放ったお金というエネルギーは、世の中の多くの人々の間を渡って「愛」を添付し、更に循環して大きくなり、社会全体を潤していくのです。
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どうかエネルギーケチにはならないでくださいね。
せっかく今のこの世の中に「人間」として「日本人」として生まれ落ちたのだから、もっとこの人生を大いに楽しんで謳歌しましょう。
どう使うと、このお金は『生き金』になるのか?…を考えながら、大事なあなたのエネルギーを有効活用してください。
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今後、お金の概念が大きく変わるかもしれません。
近い将来、お財布が必要ない時代がくるかもしれませんし、お金そのものが目に見えないエネルギー体となるかもしれません。
また、人間の存在そのものでエネルギーの交換や循環ができてしまう世の中になるかもしれません…。
これから世の中は大きく変容していきます。
お金を使って「与える」「受け取る」の循環をイメージして、ちょっと練習してみてくださいね。
あなたが今、レジで支払ったそのお金が、あなたの手を離れた瞬間から、自由に世の中を巡り巡って、社会を潤し、そのお金を手に取った人が幸せになっていき、また旅立って循環していく様子をイメージししてみてくださいね。繰り返し訓練することで、だんだん「お金はエネルギーなんだ」と実感できるようになると思います。
そして、お金に対する愛情が増して、暮らしが潤い、心豊かになれると思います。