森の中の大きな木2~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

状況に飲み込まれない。自分を俯瞰して観察する。

今、私が心掛けていることは「恐れない」です。

社会が大きく変化していく時なので、今まで以上に私たちは「新しいこと」「未知のこと」に遭遇しやすいです。

だけど、未体験のことへの恐怖に心が縛られて、気持ちが委縮してしまわないよう、気を付けていきたいと思っています。

 

ちなみに今は、コロナの第6波の渦中でかなり流行っていますが、この病気に関しても未知なことが多く、感染したときに、自分の体がどうなってしまうのか?非常に怖く感じたり、不安に陥りやすいと思います。

私たち人間は、未知なものに対しては「不安」や「恐怖」を感じやすく、何か今までと違うことに遭遇すると、瞬時に「恐れ」の気持ちが沸き上がってきます。

これは人間の性質として仕方がないことですが、でも、できるだけ心をポジティブに保ち、不安や恐怖で自分の気持ちを真っ黒に染めてしまわないよう、心のどこかに必ず「明るい部分」を残しておくことが重要だと思います。

明るさとユーモア…これを忘れないことです。

 

 

今は社会全体が不安定なので、どうしてもネガティブになってしまう人が多くなります。

ネガティブな人たちは、自分のネガティブさを正当化するために、自分の主観と反する相手を見つけると、ひどく攻撃したり、非難して相手を孤立させたり等、どんどん不安や恐怖を煽るようなことをします。

でも、今のこの状況を考えた時、全世界の全ての人々がネガティブになり、物事をマイナスに受け止めて、日々暗い気持ちで生きていたら、それこそ、世界全体が真っ黒に染まり、世界全体が暗く落ち込んでしまうと思うのです。

それではかえって息苦しくなり、生きづらい社会になりますよ…。

 

ですので、世界が暗く闇落ちしないよう、生きやすい世界を作っていくためにも、どんな状況下にいても、心の片隅に必ず「明るい部分」「希望」を持つこと…これが大切だと思うのです。

ささやかでもいいので、明るい光を心の中に灯し続けることです。

 

 

どんなに酷い状態の中にいても、私たちは生きていかなくてはいけません。

私たちは、死を迎えるまでは、人としてしっかり生きていかなければいけないのです。

そう考えた時、せっかくなら「ストレスを少なく、摩擦や抵抗が少ない心の状態で素直に生きていきたい」と願います。

 

そして、自分の心の持ち方次第で、気分が「ポジティブ」になったり「ネガティブ」になったり…。心は状況に応じて、常にクルクルと変化しています。

もしも自分の心の状態を、自由にクルクルと変えていけるのであれば、自分の心のダメージを軽くするためにも、心を常にポジティブに保ち、今の苦しい状況を上手に抜けていくことが、すごく大事じゃないかなと思うのです。

 

 

ちなみに私自身も、この長い人生の中で、たくさんの困難や修羅場に遭遇してきました。

私の場合は、大変な状況になればなるほど、あえて自分を客観視して俯瞰して見るように心がけてきました。

 

起きている出来事に飲み込まれてしまうと(=出来事と自分のメンタルが一体化してしまうと)、気持ちがどんどん落ちていき、心苦しくなります。

そうなると、苦界の海に自分の心が投げ込まれて、延々と苦しみ続けることになるので、できれば、それを予防することが大切です。

つまり、状況に飲み込まれないよう、自分の心を違う場所にポンと置くことが大事なんですよね。

 

そう、自分を俯瞰して見つめてみる

まるで映画かドラマのワンシーンを見ているような感覚で、自分自身を俯瞰して見つめてみるのです。

 

すると、状況的には大変なんだけど、自分がドラマか映画の主人公になった感覚になり、視方か変わってきます。

あえてこの状況を「映画の1シーン」として受け止め直してみると、なんだか面白そうなシーンに感じられたり、重要な場面(クライマックス)に思えてきます。なんだか今までとは違った視点で、今の自分がおかれた状況を体験することができるのです。

 

その出来事に自分が飲み込まれていて、苦しみの渦中にいると、「苦しい」という認識とネガティブな感情しか感じられませんが、これを、映画の「シリアスな場面」を演じている…と受け止め直して状況を観察すると、自分が役者になってこの人生を疑似体験しているような、不思議な感覚になるのですよ。

 

そうなると、リアルでの「自分の今の立ち位置」から少し離れて、目の前の出来事や物事を観察することができます。

周囲にいる人々のことも、このドラマの登場人物みたいな感覚で、少し距離を置いて観察できます。

こうやって、自分を俯瞰して見ていくと、気持ちがすごく楽になります。心に余裕も生まれてきます。

 

 

更に私の場合、起きている状況を俯瞰して観察しながら、「これって後々、ネタに使えそうだな」と思うこともあります。「今まさに、私はすごい体験をしている」と思うと、歴史の当事者として見落とさないようしっかり観察しなきゃ…という気さえ起きてくるのです。

 

 

こんな感じで俯瞰して物事を受け止めていると、不安や恐怖が出てくる隙がなくなり、ネガティブな感情が溢れすぎて自分をコントロールできなくなる…なんてこともありません。

「自分の魂の歴史に残る体験だ」と思うと、できるだけ前向きに取り組んでいきたいと思うようになります。

 

 

ですので、せっかく何かを体験をしているのなら、ネガティブに受け止めて、自分で自分を不幸のどん底に突き落とすのではなく、私はものすごい体験を今してるんだ…という風に気持ちを切り替えて、新たに受け止め直してみると良いと思います。

 

自分を客観視することで、シリアスになっている自分に思わず笑ってしまったり。周りの人たちが変にシリアスになって大騒ぎしているのを見て、クスクスおかしく笑えたり…等々。

こんな感じで「笑い」と「ユーモア」も忘れないでくださいね。

 

 

起きている出来事と自分のメンタルを切り離して、出来事は出来事、自分は自分というふうに分けて受け止めていきましょう。

 

今、起きている出来事に対して「むやみやたらと恐れない」。

 

恐れると、意識に靄(もや)がかかって「心の視界」が曇り、解決策が見つからなくなります。

恐れに心が呑まれてしまうと、周りが見えなくなり、状況も見えなくなり、視野が狭くなって、どうしていいかわからなくなります。道に迷った風になるのです。

 

ですので、自分はその状況を乗り越えて克服したいと強く思うのであれば、「恐れない」を心掛けてください。

恐れに飲み込まれず、自分の心を出来事から引きはがして、意識を別のところに離して置き、その離れた地点から自分の状況を俯瞰して観察するのです。

 

出来事から自分を離すことで、視野が広がり、何か突破口を見つけられるはずです。

こうして、突破口(出口)を見つけたら、勇気を出してその出口に向かってアクションを起こしてください。思い切って飛び込んでみることで、また違った世界が目の前に広がっていくと思います。

こんな感じで「今の自分」を乗り越えていきましょう。

 

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2月。立春を過ぎましたが、まだまだ寒いですね。