森の中の大きな木~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

不調な時は、心を落ち着かせて自分を俯瞰してみる

 

7月に入った今、改めて今年(2023年)の上半期を振り返ってみると、いつも体調不調だったり、メンタルが落ち込んでしんどかったり等、こういう日々が定期的にやってきて大変だったなぁ…と思います。

 

これ、私だけかと思っていたら、私以外の他の皆さんも、やっぱり同じように「体調が悪かった」とか「気分が落ち込んだ」とか言っているんですよね。どうも、皆さん低空飛行だったようです。

 

一見元気そうに見えている人も、表に出さないだけで、裏では大変さを抱えていたり、心身の不調ではない違う形で、大変なことに遭遇して苦労している人もいます。

 

全体的に総じて、この半年間は「不調」のタイミングだったんだろうな…と思います。

 

 

 

ちなみに、私たちの従来の認識だと、「体調が悪い」とか「メンタルが不調」という状態は、「悪いこと」として位置づけられていますよね。

あと、事故に巻き込まれたり、アクシデントに遭遇することも「悪いこと」だし、自分の期待通りにならないことも「悪いこと」という認識です。

 

「良いこと」というと、多くの人(=特に古い価値観に縛られている人)は お金がたくさんある・財産を持っている・高い地位についている・権力を持っている・見た目が美しい・優秀な成績を収めている・立派な肩書をもっている・高収入の仕事に就いている・高学歴で頭がいい・健康で病気知らず、長生きしている、結婚して家庭を持っている…云々、を思い浮かべますよね。

 

しかし、よくよく俯瞰してみると、みんな判を押したように同じ価値観で「これがいい」と言っている訳で、ちょっと変だと感じませんか?

 

人によって個々に「良いと感じるもの」「正しいと信じるもの」は違っていいはずなのに、みんな同じ価値観を持ち、みんな同じものを求め、みんな同じ意見をもち、みんな同じ人生を生歩みなさい…と言われている。

 

よくよく考えたら、おかしな話ですよね。

 

だけど、みんな「これが正しい」「こうしなくてはいけない」と思い込んでいるんです。おそらく幼いころから、親や社会から刷り込まれてきて、自分でも「これが正しい」と信じてしまったのでしょう。

 

こうして決められたレールの上を、順調に進んでいくことが、素晴らしいことであり、幸せだと思い込まされてきている…。そして、それができないと「自分は不幸だ」と感じたり、うまくできないことに罪悪感を持ってしまったり。

「みんな同じように生きなさい」という価値観が刷り込まれているんですよね。

 

こうなると、レール通りに生きられないことに強い劣等感を持ったり、うまく立ち回れない自分に落ち込んでしまったり、自分に無いものを持っている人を羨ましく感じで恨んだり…等々。感情的な反応をしてしまうことが多いです。

 

しかし、宇宙的視野に立って、こうした人間の価値観を観察してみたとき、どれも人間が勝手に作り出したものであり、本来は自分の人生にそれほど重要性を持つものでもないし、たいして必要ないものだったりします。

 

話を最初に戻して、「カラダの調子が悪いこと」や「メンタルが落ち込んで不調なこと」も、今の人間の価値観でみたら「悪いこと」なんだけど、宇宙的視野に立って俯瞰したら、全然悪いことじゃないし、ただの現象なんですよね。

 

人間は、すぐに優劣をつけたがるから、悪いことはダメ、良いことをしなくては…と無理するけど、別に「悪い」と言われていることをしてもいいんだし、「良い」ことだけで全部揃える必要もない…ということです。

 

良いも悪いもなく、どちらも同等なんですよ。

 

だから、この「悪い」「良い」という認識自体を一度リセットして、新しい認識に改めていくことが必要だと思います。

 

もう昔の古い価値観で、自分のことも、世の中のことも、ジャッジすることはできない…ということです。

 

 

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