秋が深まり、紅葉した葉が落ち葉となって舞い散るようになりました。
例年と比べるとすごく温かくて穏やかな11月です。
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前回の記事で、私は自分の中にあった「怖いもの」について書きましたが、今改めて読み返してみると、自分がずっと抱えてきた重苦しいものって、いざ言葉に表して公開してしまうと、そんなに大したものでは無く、「どうしてこんなものに私は支配されてきたんだろう」と感じるほど軽くて小さかったりするんですよね笑。
要は、書いたことで「客観視できるようになった」ってことなのでしょう。
今思うと、これを有料記事にしちゃったのが恥ずかしいくらいなんだけど(ご購入下さった方…すみません💦ありがとうございます!)、でも、これを書き上げた時は、ずっと自分が密かに抱えてきた重たい荷をやっと降ろすことができた…と、ホッとして安堵したんですよ。
こんな感じで、自分が心に秘めてきたこと・人に言えずにずっと胸にしまってきた思い・潜在的にずっと残っている感覚…等は、外に公表するまでは、自分の中でずっと存在感を放ち続け、自分に様々な影響を与え続けるものなんですよね汗。そして、これらは自分の内面から自分の言動を制限し、主体的に判断して自由に振舞うことにストップをかけます。
しかも、こうした思いや感覚はモヤモヤっとしていて、自分でもなかなか自覚できなかったりします。そのため、言語化して説明するのが難しかったりするんですよ。
だけど今は、古い思考や記憶、思い込みや決めつけ、固定観念や刷り込み…等は、以前と比べて剥がれやすくなっているから、剥がれそうなときはササッと剥がして、それらから距離を置くといいですよ。そして最後は未練なくサッと捨ててしまうのがベストです。
やり方は簡単。今回の私のように、モヤモヤした感覚や思いの輪郭が見えてきたり、正体が何となく掴めそうなときは、そのモヤモヤを観察して言語化し、言葉や文で表すのです。箇条書きにしてもいいし、文章で書いてもいいです。
言葉にすると、そのモヤモヤの実体が掴めるし、全体像が見えてきます。誰かに話したり文章化すれば、客観的にそれらと向き合えます。
つまり、「言葉で表す」ことで「自分から引き剥がす」ということです。
剥がしてしまえば、もうそのモヤモヤは力を失い、自分をコントロールすることはできません。
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今までの私たちは、そのモヤモヤしたものにずっと支配されてきたわけだけど、もういつまでもそんなものに自分を支配させてはいけないし、自立しなくてはいけません。
勇気を出して、自分の中にあるモヤモヤと対峙するときですよ。
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ちなみに、こうして精神的に自立した状態で、モヤモヤに支配されてきた以前の自分を客観視して振り返ると、
「どうしてこんなものを私は怖がっていたんだろう?」
「なぜ、そこから一歩も動けなかったんだろう?」
と、今までの自分の状態が可笑しくて笑えてきますよ。
こうして自分を縛り付けているものに一つ一つ気づいていき、言葉で表して自分から剥がし、自分を客観的に見つめていく。この過程を踏むことが、今はとても大事なんだと思います。