まだ8月ですが、なんだか秋のようです。
連日、くるくると変わりやすいお天気が続き、毎日「洗濯物を外に干そうか、部屋干ししようか…」と悩むようになりました。
世の中を見渡してみても、相変わらず世間では様々なことが起きていて、気が滅入ることばかり…。気持ちが休まる時がありません。
でも、そんなときでも、腹は減り、眠くなり、また朝起きて、一日を過ごす…。
日常が何度も何度も繰り返されていきます。
だからこそ、日々の過ごし方や心の持ち方が大事なんだなぁ…と感じます。
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こんな時は、自分をしっかり持つことが大切だと痛感します。
今はネットを介して、世界の様々な人たちの生の声が世界中に発信され、私たちはいつでも手軽にこうした意見に触れることができます。
でも、全てが全て「正しい」とは言い切れず、中には個人の主観に基づいた超個人的な意見もたくさん流れています。
しかし、だからと言って、周囲の扇動的な空気に飲まれて「これは正しい!」と信じて飛びついてしまうのも、ちょっと怖いなあ…と感じるのです。
私のブログも含めてですが、人々の意見や主張に対しては
「こういう意見もある」
「こんな考え方や見方がある」
という見方で受け止めるのが一番だと思います。
心にぴぴっと来たとしても、これも一つの参考意見として客観的に受け止め、冷静に俯瞰して見ていくことが大事。影響を受けて頭の先から足の先まで同色一辺倒に染まるのではなく、自分の意見を良い塩梅に薄めてくれる「薄め液」のような感覚で、他の人の意見を聞いていくと良いと思います。
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最近、影響力のある人の意見に降れて、自分の頭の中や心の奥まで全て、その人の意見や主張でベッタリと染めてしまう人を見かけるのですが、何だかなぁ…と感じます。自分の意見をもたず、人が言ったことをそっくり自分の意見にしてしまうのは、それって自分を乗っ取られたのと同じではないかと思うのです。
あくまで「自分は自分」と自分をしっかり持った状態で、他者の意見や考え方を聞き、新しく知ったことは、自分の見聞や視野を広げるヒントとして生かしていく…。そんな感じで、上手に情報を活用していくことが大切だと思います。
今も社会的に影響力のある人たちの言葉や意見が、すごい勢いで社会に拡散され、人々の耳に届き、良くも悪くも世の中に大きな影響を与えていますが、人の意見が氾濫している渦の中にしても、決して自分を見失らず、「取り入れて参考にする情報」「聞き流して手放す情報」の取捨選択を忘れないでください。
そして…
この世界には、社会的に知られていなくても、徳のある人、崇高な生き方を実践していらっゃる人、周囲を明るく照らしている人…等、がたくさんいらっしゃいます。
そんな本物の生き方を実践されている人々…「一隅を照らす」存在の人々に、自然と出会えるあなたであってください。
実践者である人々の言葉は、真理と繋がっています。
生き方の隅々にまで、真理が行き渡っているので、自然と語る言葉も哲学的です。丸ごとドップリ浸かって妄信・傾倒するのではなく、真理に触れて自分の心を正すために、そうした人々とのつながりを大事にしてください。
今は特に、第5波の中にあり、先が見えない状況の中で、人々の気持ちも暗く落ち込みがちです。その上、長雨が続き、災害で未来の希望を失っている人々もたくさんいると思います。
こんな時でも、私たちは生きていかなくてはいけないんですよね…。
死ぬまでが「今世」。
自分の人生を全うするためにも、最後まで自分を見失わず、自分の人生の手綱は自分でしっかり握りしめて生きていくことだと思います。
◇
どうするのか?
どうすればいいのか?
どっちを選べばいいのか?
もしも選択に迷ったら、人の意見ではなく、自分の腹で覚悟をもって決めてくださいね。
自分の人生に責任を持ち、必要ならば、その恐怖心を乗り越え踏み越えてでも、その先へと進む覚悟をもってください。