年が明けてから、まだ一か月も経っていないのに、もう数か月くらい経ったような気がします。今年のお正月の三が日が、なんだか遠い昔の出来事のよう…。
時間の経過がものすごく早くて、アッという間に時が過ぎていくような感じです。
今は時間&エネルギーの流れがメッチャ速いから、うかうかしていると流れに乗り遅れてしまいそうで焦るし、かといって、流れに気を取られすぎていると、自分自身を見失ってしまうから、「自分」をしっかり持ち続けることも必要。
…とまぁこんな感じで、なんだか慌ただしいんですよね。
要は「自分軸」をしっかりキープしながら、流れに身を任せていく…という感じでしょうか。
一見簡単そうで、実際にやってみようと思うと、すごく難しいことですが、流れに乗る前に、一度、自分のハラを確認してみて(丹田の辺りがしっかり保たれているか?を確認してから)、流れに飛び込むといいのかもしれません。
つまり、これは「激流に巻き込まれ、渦の中でグルグルと攪拌されているような状態の時でも、自分のキャラをしっかり出せるかどうか?」ということです。
「自分をしっかり持っているかどうか?」は、いざという時、どんな相手でも、どんな状況下でも、自分の意見や自分の意思を出せるかどうか?…ということでもあります。
しかし、この部分(自分のハラ)がグラグラで不安定だと、流れに巻き込まれている間、周囲からの圧を受け続けているうちに、その圧に耐えられなくなり、「自分」が砕けて崩壊しちゃうんですよね。
この激流の時代、無事に生き抜くために「自分を確立しておくこと」は必須だと思います。
振り返ると以前の私は、お恥ずかしいほど「自分」が無くて、グラグラ状態でした。
そのため、気持ちが不安定だったし、不安や心配も大きかったし、でも、無駄にエネルギーは強かったから、自分の強いエネルギーを御守りにして、今までがむしゃらに生きてきました。
だけど、人生の途中…今から10年以上前に「これではダメだ」と感じて、自分改革に取り組んだのです。
自分をしっかり持つこと。
自分に自信を持つこと。
自分の選択を信頼すること。
自分をもっと大事にすること。
自分を尊重すること。
自分の願いを叶えていくこと。
…などなど。これらを毎日コツコツ実践してきました。
最初は「私の欲しいスイーツはどれ?」と、自分が食べたいおやつを選ぶところから始めましたもん。
自分のためにお金を使うことも、自分に制限をかけていて、怖くてできませんでした。
こんな悲惨な状態からのスタートで、10年以上コツコツ取り組んできたお陰で、今の私はようやく人並みに「自分」を持てるようになりました。
過去の私は、自分の肉体の中に、自分以外の他人の意識が宿っているような宙ぶらりんな感じだったなぁ…と思います。親や社会から刷り込まれた価値観に自分が乗っ取られて支配されているような状態で、自分の意思はなく(=というか自分の意思を持ってはいけないと刷り込まれていた)、コントロールされやすい状態でした。
でも、これって私だけではなく、日本の多くの人が、以前の私のような宙ぶらりんの状態で生きているんじゃないかな?…と思うのです。
親や周囲の人の意見に黙って従う「素直で従順な子」であることを、社会も家庭も学校も強く求めてくるから、否が応でも、自分の意見をつぶされちゃうんですよね。
周りの大人が勝手に決めてしまうから、自分の意思で判断する機会は奪われるし、NOは言えないし、自分の気持ちを押し殺して、いつも他人の顔色をうかがい、人のご機嫌をよくするために、自分の言動には細心の注意を払いながら生きていかなくてはいけない…。
そういう人が、(老若男女問わず)日本にはまだまだ多そうですよね。
自分の意思を持たない状態の人を「いい人」「いい子」と評価する価値観が、今もまかり通っているから、周囲からの圧もあり、今も「そういう人間にならなくてはいけない」と自分を厳しく戒めて、自分の周りの人にも同じように強要している人がいるんじゃないかなぁ…と思います。
だけど、この状態でずっと生きていくことは、これからはもう無理ですよ。
自分をしっかり持っていないと、時代の激流にはうまく乗れないし、無理して流れに飛び込んでも、自分を傷つけて身を滅ぼしてしまうのではないか…と感じるのです。
昔のやり方に戻ることはもう不可能だし、私たちは常に前を向いて、未来に向かって行かなくてはいけません。
だからこそ、自分をしっかり持つことは大事なんですよね。
だって、自分の人生なんですもの。
自分の人生を生きるのだから、自分をしっかり持って、自分で自分を満たした状態で生きないとダメだと思います。
これから急で激しい流れになっていくでしょうが、どんな流れの中にいても、「私はここにいます!」とはっきり表明できて、「私はこうします」とキッパリ決断して、「私は今こんな気持ちです」と自分の思いも大切にできる…。そんな人でありたいと思います。
この一年が終わるころ、私たちはどこに流れ着くのか?サッパリわかりませんが、どこに流れても「私の意思でここに来ました!」と言えるくらい、主体的に能動的に生きていきたいです。
大変な一年の幕開けですが、共に頑張りましょう!