森の中の大きな木2~Let's go to the new stage!~ 

とりあえず今、目の前にあることについて語ろう

「落ち込まない」と決める

最近、ちょっとした出来事が原因で「自分はダメなんだ」と落ち込み、自信を失うことがありました。

 

でも、振り返れば、私はそうやって気持ちを落ち込ませてしまうことを、今まで何度も繰り返してきたんですよね。

もう癖みたいなものです。

だけど、今回はふと「どうしてこんな気持ちになるのかな?」と、自分を内観してみました。

 

そうしたら、ずいぶん昔から、それこそ子供時代から「自分はダメな人間なんだ」と思っていたことに気づきました。

 

ある意味、これは自分に呪いをかけているようなものですね。

 

親が世間体を気にしたり、他の子どもと自分の子どもを比較して「うちの子はダメだ」と気に病むような気質だと、子どもも自然と親の意識が伝染して、自分で自分のことを他者と比較して落ち込む癖がついてしまうんですよ。

 

子どもの個性を丸ごと受け止めて肯定してくれる親なら、子どもは人目を気にせず伸び伸びと成長できるのですが、親が他の子どもと比べて一喜一憂していると、子どもは無意識に「親の期待」を感じ取り、「親が喜んでもらえるように…」と自分を押し殺して、親の期待通りになろうと無理してしまうのです。

 

それに、私が生まれ育った時代は、偏差値教育の全盛期だったから、他者より優れていないと悲惨な未来が待っている。競争に勝たなくてはいけない…と、ずっと言われていたような時代です。

 

今になって思うと、あれは一種の洗脳であり、コントロールだったなと思います。

 

人を支配するためには、人間から自己肯定感を引っこ抜いて、「お前はダメな人間だ」と思い込ませた方が、うまくいきますもんね。

 

それに、昔は人権感覚が今より抜け落ちていたから、社会弱者に対する暴力や暴言が普通にまかり通っていたし、日常的に差別もありました。

 

だから、酷い扱いを受けないために…と、みんな必死で自分のダメさを隠してきたし、周囲も軽々しく「お前はダメだ」「あなたは未熟だ」と言ってきたり、相手を下に見るような態度をとってきたり、いつも相手との関係の中に「上下関係」や「主従関係」がつきまとっていたと思うのです。

 

子供時代から常にマウントし合うような社会の中で、常に誰かの指示に素直に従って、従順でいなくてはいけない…みたいな価値観が刷り込まれてきたなぁ…と感じました。

 

 

今回、私がちょっと自信喪失して落ち込んだのは、昔、埋め込まれたスイッチが入ったのでしょう。

 

何かの折に、ストンと穴に落ちたように落ち込むのは、昭和時代に埋め込まれた自虐スイッチが勝手に作動するから…なんでしょうね。

 

 

でも、これからは、そういうのに振り回されるのは嫌だし、もう卒業したいんですよ。

 

このスイッチが入ると、自ら「私はダメなので、あなたの下に身を置きます」と言って誰かの支配下に身を置きたくなるんですよ。人から褒められたり、いい評価をもらいたくて、必死になって頑張り、相手を喜ばせることに自分のエネルギーをガンガン注ぎたくなるのです。

 

ある意味、自分を見失っちゃうんですよ。

ホント、自分から下に落ちてどうするんだ?笑

 

クールダウンして落ち込んでいる自分を俯瞰して観察すると、どこかプチパニックに陥っているなぁ…と思うのです。

 

この自虐ループを無限に繰り返してきた私ですが(汗)、これを機に、スパッと断ち切ろうと思い立ちました。

 

 

他人からどう思われようと気にする必要はなく、自分が今幸せならそれでいいのですよ。

自分が自分のままでいて、自分を自由に発揮して、それで自分も安心できて、なおかつ、何かの役に立っているのなら、もうそれで充分OKなのですよ。

 

世の中には色んな人がいるし。いろんな思いや色んな考え方があります。

 

なかには自分に合わない人もいるだろうし。自分のことを嫌だと思う人もいるかもしれません。

 

でもそれは仕方がないことで。相性というものがあるんだから。そこは素直に受け入れて、相性が合わなければ、そこでダメだと落ち込まず、無理して一緒にいたり相手と戦うなんてことは止めて、静かに離れて違う世界を生きればいいんのです。

 

自分が今ここに存在していること自体がミラクルであり、素晴らしいことなんだ…と。

 

そう意識を切り替えて、無駄に落ち込むことから卒業しよう…と思いました。

 

 

自分のことを卑下したり、自分をダメだと落ち込み始めたり、自分にダメ出ししたりするのは、支配のスイッチが入っているからだと思うのです。つまり、これって自分への洗脳ですよ。

 

もうこんなスイッチは捨ててしまおう。「自分はもう誰にも支配されない」と決めて、支配ステッチを手放すことですわ。

 

誰の下にも自分を置かないし、自分は誰に対しても「対等の人間」として振る舞えばいいんだし、自分を出して堂々と生きていくんだ…と、そう覚悟を決めるときなんだなぁと思います。

 

要は、自分をリスペクトするってことかな。

自分の中にあるリスペクトのレベルを、もっと上げていく、アップデートさせていく。

 

今はそういうタイミングなんだろうな…と思います。

春ですね

 

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